『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』感想(ネタバレあり)!ミステリオの正体は?フェイズ4はどうなる?

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ついに公開を迎えたマーベル・スタジオ最新作『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』。4月に公開された空前の大ヒット作『アベンジャーズ/エンドゲーム』のその後の世界を描き、しかも人気の高いスパイダーマンのシリーズ2作目として非常に注目を集めていました。

管理人のゆとぴは公開日の朝から鑑賞してきたので、今作に関する感想と気になる点を”ネタバレあり”で書いていこうと思います!


ストーリー

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のストーリーは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の戦いの後になります。

サノスがインフィニティストーンを使って起こしたデシメーション、通称”指パッチン”によって、全宇宙の半分が消滅。
その5年後、トニー・スタークやスティーブ・ロジャースをはじめとするアベンジャーズたちによって、消滅した人々は復活。サノス軍もトニーの犠牲のもとに消滅させることに成功します。

『エンドゲーム』での戦いの後、主人公のスパイダーマンことピーター・パーカーはトニーの死を悲しみつつも、ヒーロ活動の夏休みとして、クラスメイトや思いを寄せるMJたちとヨーロッパ旅行へ向かう。

しかしベネチアで得体のしれない水の怪物と遭遇。スーツもなく、ウェブも効かない相性の悪いピーターはなすすべなく人々を非難させることに徹する。

そこに現れたのは異世界の扉を通ってきたというクエンティン・ベック。通称”ミステリオ”。魔法のような力を駆使して、怪物を追い払うことに成功。

次々と現れるエレメンタルズと呼ばれる異世界のモンスター、特に強敵であるモルテンマンとの闘いの備えるため、SHILEDのニック・フューリーは夏休み旅行中のピーターを無理やり招集する。
ピーターはトニーの意思を継ぐという重圧に耐えきれずに、スターク製の高スペックな人工知能を内蔵したサングラス「イディス」をミステリオへ譲渡してしまう。

だがミステリオこそ今回の事件の黒幕であり、高度に発達したホログラム技術を駆使して架空のモンスターを生み、ヒーローを演じていた張本人だった。もちろん異世界から来たというのも真っ赤な嘘

ミステリオのヒーローとしての地位を確固とするために、イディスとホログラム機能のついた大量のドローン軍団でロンドンを襲う。ミステリオの陰謀に気づいたピーターは何とかその野望を阻止しようと奮闘するが、高度な幻術により肉体的にも精神的にも追い詰められていく。

ピーターはハッピーとともにロンドンへ向かう飛行機に乗り、トニー・スタークの意思を継ぐことやヒーローとして活動する辛さを吐露する。そんなピーターをハッピーは優しく受け止める。トニーがアイアンマンとして様々な葛藤や苦しみがあったように、ピーターもその葛藤に苦しめられている。無理にアイアンマンを継ごうとするピーターを諭した。

そして飛行機内に整備されたスターク製のスーツ製造機により、ピーターはかつてのトニーのように自身の新スーツを開発していく。

ミステリオは計画通りに大量のドローンとホログラムを駆使して、巨大なモルテンマンを投影、あたかもミステリオが街を守るために戦う様子を映し出している。

そこにたどり着いたスパイダーマンがドローンを破壊し、モルテンマンも姿を消していく。

最終決戦では、幻術に惑わされないためにスパイダーマンは目をつむり、”ピーターティングル”(コミックではスパイダーシング)を駆使してミステリオを追い詰めることに成功する。

事件が収束し、夏休みで告白をしようとしたMJがボロボロのピーターの元に駆け付ける。そこで二人はお互いの気持ちを確かめ合い、照れながらもキスをする。

こうしてピーター・パーカーの夏休みは終わりを迎えた。

トニー・スタークはMCU版ベンおじさん

『ファー・フロム・ホーム』は『エンドゲーム』直後のストーリーであったため、冒頭では5年間の空白によって起きた”年齢差”に言及する場面がありました。

劇中ではサノスによって消滅した人々を「パッチン組」と呼んでおり、5年前までは後輩だった学生が同い年になっていたり、弟が兄よりも年上になる現象も本編では言及されていました。

また『エンドゲーム』のもう一つの影響としては、地球を救ったトニー・スタークの英雄的な扱いでしょう。世界中どこにいってもトニー・スタークやアイアンマンを称える壁画や横断幕などが確認でき、それが逆にピーターを思い重圧へと導いていく要員ともなっていました。

今までのスパイダーマンの映画ではピーターの育ての親であるベンおじさんの死が描かれており、そこを乗り越えることでスパイダーマンがヒーローの自覚を芽生えさせていくストーリーがありました。

今作ではそのベンおじさんの代わりをトニー・スタークが担っていたように思います。現にピーターはトニーの死を乗り越えることで、さらにヒーローとして成長する決意を固めています。
この辺りの絡ませ方は今までのスパイダーマンを踏襲しつつも、MCUらしい方法だなと感心しましたね。

ファンも騙したミステリオの正体と異世界の真相

当初、今作の予告編ではヴィランとして登場するのがエレメンタルズと呼ばれる、火・水・土・風をつかさどるモンスターたちだと思われていました。
そしてスパイダーマンの新たな仲間として、異世界からきたヒーローであるミステリオも登場していましたね。

予告だけではミステリオは完全にヒーローとして刷り込まれてしまいますが、やはりそれは真っ赤な嘘でした。

ミステリオことクエンティン・ベックは、スターク社で働いていた元従業員で、トニーが作り出したホログラムシステム「BARF」を悪用しようとして解雇されて人物です。実は『シビルウォー/キャプテンアメリカ』の冒頭でトニーがBARFを使った講演をしている舞台袖にいたことが明らかになっています。

またベックに協力する人物の1人には、『アイアンマン』でオバディアにアークリアクターを完成させるように詰められていた科学者も今作でまさかの登場を果たしています。

ほかにもスタークに対して大きな恨みを持つ人物がベックの元に集い、今回のミステリオとエレメンタルズの茶番を創り出していたのです。

そして残念なことに異世界から来たという設定も嘘でした。映画公開前はサノスの指パッチンの影響で異世界の扉が開いたともいわれており、多くのファンがそれを信じ切っていました。MCUにもついにマルチバースが展開されるとし、今後のシリーズにも大きく影響するだろうと考えらえていましたね。

現実のマーベルファンをもだましてしまったミステリオは、ある意味ではMCUの中でも最強なヴィランだったかもしれませんね。

ミッドクレジットシーン&ポストクレジットシーン

『ファー・フロム・ホーム』にはMCUおなじみのミッド&ポストクレジットシーンが存在します。『エンドゲーム』ではなかったので、『キャプテンマーベル』以来となりますね。今回もサプライズだらけの内容となっていました。

スパイダーマンの正体が世間に暴露される

まずミッドクレジットシーンでは、ニューヨークへ帰ったピーターがスパイダーマンとしてMJをデートに連れていくところから始まります。

そこへ突然大型ビジョンに映し出されたリーク映像と称されるものには、ミステリオの正体であるクエンティン・ベックが死に際に撮影したと思わ得る映像が流れる。

そこにはすべての黒幕がスパイダーマンであるような音声や映像の加工が施されており、なおかつピーター・パーカーがスパイダーマンの正体であることを大勢の人間に暴露したのです。

スパイダーマンは映像に対して驚きの表情を浮かべてミッドクレジットシーンは終了します。

なかなか衝撃的な内容でしたが、逆に言うと確実に続編が製作される内容ともいえますね。

ちなみにニュースに登場したスパイダーマンを嫌う人物役には、サム・ライミ版『スパイダーマン』シリーズで新聞社のJ・ジョナ・ジェイムソン編集長を演じたJ・K・シモンズだと思われます。公式に発表があったものではなく、あくまで映像を確認しただけでしたが、おそらくは間違いないでしょう。
ファンにとっても嬉しいカメオ出演となりましたが、MCU世界でも同じくJ・ジョナ・ジェイムソン編集長なのでしょうか?

ニック・フューリーの正体がまさかの・・・

エンドロールが終了後に流れたポストクレジットシーンでは、車を運転するニック・フューリーと助手席のマリア・ヒルが登場。すこし会話をした後に2人の姿が徐々に変化していく。

なんとフューリーの正体はスクラル星人のタロス、マリア・ヒルはその妻が変装していたのでした。これは全く予想外の出来事でしたね。

スクラル星人は『キャプテンマーベル』に登場した異星人で、当初は悪の存在かと思われていましたが、クリー星人によって虐殺され、故郷を追われた難民であることが判明していました。
最後はキャプテンマーベルとともに遠く離れた銀河の星へ移住をしていましたが、まさか現代では地球にいたとは驚きです。

それでは当のフューリー本人はどこにいたのか?実は大量のスクラル星人が乗っているとみられる宇宙船のような場所で、夏休みを過ごしていたのです。その留守をタロスたちに任せていたのが真相だったのです。

しかしなぜフューリーが現代でもスクラル星人たちとともにいたのか、そしてそこでなにが行われていたのかの詳細は明かされていません。もう完全に謎。今後のMCU作品で解明されていくのでしょうか?

ちなみに『キャプテンマーベル』公開前にリークされたコンセプトアートには、フューリーに化けるスクラル星人が描かれたイラストが存在していました。

まさかこれを『ファー・フロム・ホーム』で回収してくるとは夢にも思いませんでしたね・・・。

思い返すと劇中でのフューリーの話し方や態度が微妙に違和感を感じた記憶がありました。微妙に冷静さにかけていたり、判断ミスや、ピーターへの接し方に雑さがありました。またクリー星人がヒルとの会話で突然登場したりと、明らかにおかしなところが存在しました。

今一度ここを意識して映画を見直してみるのもいいかもしれませんね。

フェイズ3が終了!どうなるフェイズ4!

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は、2016年の『シビルウォー/キャプテンアメリカ』から続いてMCUシリーズ・フェイズ3の最後の作品という位置付けでした。

といってもそのような最後の作品といった雰囲気はあまりかんじなかった印象ですね。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』は『アイアンマン』から続くインフィニティサーガの最終作であったため、どちらかというと『エンドゲーム」』の方が区切り的な意味合いは強かったと思います。

思い返してみるとフェイズ2の最終作であった『アントマン』もあまり最後感はなかった記憶がありますね(フェイズ1の最後は『アベンジャーズ』だったのでよかったのですが)。

もし今作でフェイズ4の未来が予見されているとしたら、やはり気になるのがポストクレジットシーンのスクラル星人と宇宙にいるフューリーですよね。フェイズ4ではもしかしたら宇宙規模のストーリー展開があるということを知らせているのかもしれません。

すでに宇宙を舞台にした作品は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』がありますが、フェイズ4でも『Vol.3』の公開が控えています。

そのほかにも製作が噂される作品としてエターナルズがあり、そちらも宇宙を舞台にした作品になることが予想されます。

『エンドゲーム』ラストのトニーの遺言のなかにも「今や宇宙が世界だ」という言葉があり、フェイズ4の内容を示唆しているのかもしれませんね。

ちなみに現在公開が予定されていると噂されるのは以下の作品です。

  • 『ブラックウィドウ』
  • 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:Vol.3』
  • 『エターナルズ』
  • 『シャン・チー』
  • 『ドクターストレンジ2』
  • 『ブラックパンサー2』

そのほかにも『X-MEN』『ファンタスティック・フォー』がマーベルスタジオの元で新たに製作されるといわれており、MCUとのクロスオーバーも予想されています。

まだまだ多くの可能性を秘めているMCUシリーズ。果たしてどうなるフェイズ4!

まとめ:少々期待しすぎたかも?

正直ベースで話しますと、見出しの通り少々期待しすぎたような気がしました。『エンドゲーム』の衝撃や興奮度にはどうしても劣ってしまいます。

もちろん単純に比べてしまうのは間違っていますし、性質が異なる作品なので敵わないのは仕方がありません。単体作品としては十分に面白かったです。

ただミステリオの正体が予想通り過ぎてすこし残念でしたね。もうすこしサプライズ的な要素が欲しかったです。クエンティン・ベック自身は『シビルウォー/キャプテンアメリカ』の時点で登場していたといわれていますが、あくまでこれは後付け設定。実際に見返したところでそのようなキャラクターは確認できません。

伏線を張っているように見せかけて、実際は過去作の要素を持ち合わせてきただけです。申し訳ないですが肩透かしな印象を持ちました。

また異世界設定は実際にはミステリオの嘘であることも判明しています。公開前からマーベルファンが過度に期待しすぎたのもありますが、ここまで嘘というのは少々悲しい。今後の『X-MEN』や『ファンタスティック・フォー』とのクロスオーバーのカギになるとも思われていたので、あまりうれしくない予想の裏切られ方をした気分ですね。

ただピーター・パーカーの成長物語としてはしっかりと成り立っており、恋愛要素でも男のファンでも十分にきゅんきゅんできる内容です。過去のスパイダーマン映画の良いところも参考にしつつ、MCUらしい作品に仕上がっていると思います。現に今後公開されるであろう3作目も非常に期待をしています。

そういえばMCUの今後の作品では『ヴェノム』や『デッドプール』とのクロスオーバーの噂もありましたが、実現するのでしょうか?


どのような内容になるかはわかりませんが、十分に期待して新作を待とうと思います。


スパイダーバースが実写化したら東映版スパイダーマンとレオパルドン出てくるかもね。

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