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MCUシリーズは長らくマーベル・スタジオとマーベル・テレビジョンの2つによって映画とドラマの制作が行われていた。

しかし同じマーベルながらも2つの部門は大きく独立しており、特にテレビジョンが制作するドラマシリーズは、MCU世界に属すとしながらも矛盾を生み出すような物語が展開されていたことで、多くのファンを悩ませてきた。

現在は組織改編されたことでドラマ制作もマーベル・スタジオに集約しているが、過去のドラマの扱いについてはまだ微妙なものも多い。

そんな中でスタジオが制作を進めている『デアデビル：ボーン・アゲイン』は、Netflixで配信されていたドラマ『デアデビル』3シーズンをベースにしており、マット・マードック／デアデビルを演じるチャーリー・コックスや、宿敵キングピンを演じるヴィンセント・ドノフリオも続投している。

しかしまだ公式からネトフリ版の『デアデビル』がMCUシリーズの正史、つまりは神聖時間軸に含まれているかは言及されていなかった。

マーベル・スタジオの幹部であるブラッド・ウィンダーバウム氏は海外メディアのインタビューのなかで、『デアデビル』はMCU正史の中に位置づけられていると明らかにした。

マーベル幹部から今回のような『デアデビル』が正史であるとコメントされることも滅多になかったため、これは大きなポイントになりそうだ。
ちなみに『デアデビル』では『アベンジャーズ』でのニューヨーク決戦に触れるようなシーンもあり、当初はMCUの映画も意識した演出が確認されていた。

ネトフリ版が正史ならば、『スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム』や『シー・ハルク：ザ・アトーニー』に登場したマット・マードックがドラマと同一人物であり、『ホークアイ』と『エコー』のキングピンも同一人物だ。そして『デアデビル：ボーン・アゲイン』も実質的にはシーズン4のような立ち位置となるだろう。

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もちろん制作会社が変わっているため、テイストなどは変わることも想定されるが、矛盾を抱えずにドラマを楽しむことはファンとしても嬉しいところだ。

しかし『デアデビル』と同じくNetflixで配信されていた『ジェシカ・ジョーンズ』『ルーク・ケイジ』『アイアン・フィスト』『パニッシャー』については正史なのかどうかは明らかにされていない。

たど4つのドラマの主人公たちはいずれもデアデビルと共演したこともあるため、実質的にはこれらのドラマも正史であることがイコールにもなる。

またジェシカとパニッシャーについては今後のMCUドラマにも登場すると言われており、『ボーン・アゲイン』では早くもパニッシャーの登場もあるとされている。

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『デアデビル：ボーン・アゲイン』は途中まで撮影が進んでいてが、突如として監督と脚本家が解雇され、現在は実質的に制作し直しの状況となっている。このため配信も2024年予定から2025年予定と大幅にずれ込んでいる。

果たして『デアデビル：ボーン・アゲイン』は、かつてのNetflix版のドラマシリーズのファンを満足させるような内容になるのだろうか？今後の情報に注目をしておこう。