『ワンダーウーマン』、主演女優がジェームズ・キャメロンの批判にこたえる。「宣伝に使われたくない」

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2017年の夏に、スーパーヒーロー映画に革命を起こした『ワンダーウーマン』
下馬評を覆し、アメリカを始め世界中で大ヒット。2019年には続編の公開も決まっています。

そんな今作を『ターミネーター』や『エイリアン2』などで強い女性像を描いてきたジェームズ・キャメロン監督が「後退だ」と批判したのをご存知でしょうか?

「ハリウッドが『ワンダーウーマン』について自己満足的な賞賛をしているのは、とても見当違いだ。彼女は“物”とみなされる女性の象徴であり、男性優位のハリウッドがやってきたことをまたやっただけだ! あの映画が気に入らなかったと言っているわけではないが、わたしにとっては『後退』だ」~中略~「サラ・コナーは美の象徴ではなかった。彼女は強く、問題を抱えていて、ひどい母親で、その純粋な勇気が観客の尊敬を勝ち取った」

なかなかの語気で『ワンダーウーマン』を批判していました。

そんなジェームズ・キャメロン監督の意見に対して、主演のガル・ガドットがようやくインタビューに答えました。

彼の映画の宣伝に使われたくなかった。

ガル・ガドットはEW誌のインタビューで、このように答えています。

Gal Gadot teases Wonder Woman 2 in deep-dive interview

『私は彼にステージを与えたくなかった。まず最初に私は彼の作品の大ファンで、彼の映画は素晴らしいわ。彼の功績はとても革新的で、作品のクリエイティブ性とプロフェッショナルさは偉大だわ。
あの時(「ワンダーウーマン」を批判した時)、彼は自身の別の映画のプロモーションをしていた。彼は宣伝する場所を探していたので、(当時意見を言わなかったのは)宣伝の機会を与えたくなかったの。

とガル・ガドットは答えています。
実際に彼の意見に対する反論ではありませんが、当時沈黙を貫いていた理由が明かされましたね。

その代わり『ワンダーウーマン』の監督であるパティ・ジェンキンス氏はジェームズ・キャメロン監督の意見に反論しています。

「ジェームズ・キャメロン監督がワンダーウーマンが世界中の女性にとって何を表しているのかを理解できないのは、驚くことではありません。彼は偉大なフィルムメイカーですが、女性ではありませんから」~中略~「強い女性たちは素晴らしいです。彼がわたしの映画『モンスター』と、その強いけれども傷ついた女性の描き方をほめてくださりとても感謝しています。しかし、もし女性が強くあるためにはいつでも激しい気性で、タフで、問題を抱えていなければならず、多面的であることは許されず、魅力的で愛情深いという理由で女性の象徴になれないのだとしたら、進歩は望めないでしょう

このツイッターでの反論は多くの支持を受けていました。当時はハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ問題とも重なり、より注目を集めていました。

いずれにしても『ワンダーウーマン』が多くのファンに受け入れられたのは変わらず、これからの女性ヒーロー像にも大きく影響を与える作品となるでしょう。

ワンダーウーマンには70年以上の歴史があり、まだまだ描き切れていないところがたくさんあるとパティ・ジェンキンス監督やガル・ガドットは答えています。
『ジャスティスリーグ』をはじめとして、ワンダーウーマンはまだまだ活躍の場が多く残されています。DCファンはぜひとも期待しておきましょう!

『ワンダーウーマン2』は2018年6月より撮影開始され、2019年11月1日に全米公開予定です。

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