『ザ・スーサイド・スクワッド』キャラクターフォトが複数公開 - ガン監督はストリーミング配信に後ろ向き?

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ワーナーブラザースは先日、2021年に公開する予定の映画すべてを劇場公開とHBO Maxでの同時リリースを行うことを発表した(現状は一部の国のみ)。

その先駆けとなるのがDCコミックス映画の『ワンダーウーマン1984』。その後にも同じDCコミックス映画の『ザ・スーサイド・スクワッド』も控えている。

そんな『ザ・スーサイド・スクワッド』に登場するキャラクターの写真と、ジェームズ・ガン監督によるストリーミング配信のコメントが届いた。

『満足はしなかった』

オンラインで開催されたイベントCCXPでは、DCコミックス映画の『ザ・スーサイド・スクワッド』のキャラクター写真を複数公開された。

THE SUICIDE SQUAD Concept Art And Stills Reveal A New Look At Bloodsport, Peacemaker, And More

写真にはイドリス・エルバ演じるブラッドスポートフルーラ・ボルク演じるジャベリンダニエラ・メルシオールのラットキャッチャー2、そして単独ドラマも決まっているジョン・シナのピースメイカーが映し出されている。どれも前作には登場してこなかった新キャラばかりなので注目すべきものだろう。

また『ザ・スーサイド・スクワッド』はすでに劇場公開と同時にHBO Maxとの同時リリースが決定しているが、このことについてジェームズ・ガン監督は不満を漏らしている。

Christopher Nolan Rips HBO Max as “Worst Streaming Service,” Denounces Warner Bros.’ Plan

『プラットフォームにはとらわれない。スタジオが利害関係者などの補填のための見苦しい動きに続いたことは喜ばしいものではなかった。

ジェームズ・ガン監督はハリウッドレポーターの中でこのように話した。映画製作者としては劇場公開を目指して製作してきているため、このような不満が出てくるのは致し方ないだろう。

『ワンダーウーマン1984』のパティ・ジェンキンス監督も同様に劇場公開を目指していたところでのストリーミング配信の同時リリースに、悔しい思いを話していた。

また『ダークナイト』シリーズや、最近では『TENET/テネット』を公開したクリストファー・ノーラン監督も、「経済的に意味がない」と述べ、HBO Maxのことを「最悪のストリーミングサービス」と酷評していた。

映画製作者のほとんどはスタジオの決定に満足していないとの意思表示が目立っている気もする。スタジオとしても新型コロナウイルスの影響によってこれ以上延期するわけにはいかないという苦しい事情もあるため、非常に難しい問題でもある。

ワーナーブラザースに関しては2021年と限定的なもののため、それ以降がどのような方針になるかは長い目で見ていく必要があるだろう。

『ザ・スーサイド・スクワッド』は2021年8月6日に全米公開予定

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