ニコラス・ケイジ、『ザ・フラッシュ』出演を振り返る ー 「クモとは戦っていない」

【広告】

この記事を書いた人

ゆとぴ

ゆとぴ

「FRC」の管理人をしているゆとぴです。特撮、アメコミ関連が趣味です。

Twitter:@frc_watashi_ame

Youtube:ゆとぴのトイハコ

Instagram:@frc_hero

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。

いつもご覧いただきありがとうございます。ゆとぴ(@frc_watashi_ame)です。

DCEUシリーズの話題作『ザ・フラッシュ』では、公開前からニコラス・ケイジ演じるスーパーマンがカメオ出演することが報告されており、実際に映画でも滅びゆくマルチバースの世界のひとつとして、彼が活躍する世界が登場していた。

その姿はティム・バートンの幻のスーパーマン映画での姿とほとんど同じで、ニコラス・ケイジのスーパーマンが思わぬ形でスクリーンデビューすることとなった。

ニコラス・ケイジはこのシーンについて海外メディアのインタビューで振り返り、劇中での巨大なクモとの戦いは撮影していないことを明らかにした。

”映画をみたら、私が巨大なクモと戦っていた。私はそんなことはしていないし、私がしたことではない。AIが作ったようにしか見えなかった。ティムが驚くのもわかるよ(中略)彼らがAIを使ってたかはわからないが、このことは私が知らない領域だ。私は大体1時間かけてシーンの撮影を行った。スーツを着て、宇宙の滅亡を見つめながら、喪失感や悲しみ、恐怖の感情を自分の目で伝えようとした。私がしたのはそれだけだった。”

映画の撮影自体には参加していたことを明らかにし、劇中でのスーパーマンのアップのシーンについてはニコラス・ケイジ本人によるものであることが明らかになった。

一方で自身が撮影していない、自分が登場するシーンがAIによって作られたと思ったと話し、ティム・バートン監督のAIによる映像作成の批判に賛同するコメントもしている。

ティムの言い分も理解できます。もし誰かが私の作品を盗用していたら、非常に不満に感じます。なのでこの点については私も彼に賛成です。AIは私にとって悪夢のようなもの。非人道的だと思う。人工知能ほど非人道的なものはないんだ。”

現在ハリウッドで行われている全米俳優組合のストライキの要因のひとつにも、AIを使用した制作が論点になっており、制作スタジオが制作費用削減などを目的に、俳優の顔をスキャンしたデータとAIで作ったシーンを活用していくことに反対を表明している。ニコラス・ケイジも基本的にはこれに賛成する立場をとっている。

『ザ・フラッシュ』にはこのほかにも、すでに故人であるクリストファー・リーヴをCGで再現したスーパーマンや、同じく故人のアダム・ウェストのバットマンをCGで再現したことで批判も集まっていた。

今後はAIだけでなく、CGによる俳優の再現についても、考え方が大きく変わっていくかもしれない。

ただいずれにしてもファンが望んだもののひとつである、ニコラス・ケイジのスーパーマンが映画に登場したことは嬉しいサプライズであったことは間違いないだろう。

多くの話題を呼んだ『ザ・フラッシュ』はデジタル配信中だ。

関連記事を読む

  • 【広告】

  • 【広告】