『モービウス』、主人公はヴィラン?ヒーロー? ー 監督が考えを明かす

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ソニー・ピクチャーズの新作マーベル映画として公開を予定している『モービウス』は、コミックに登場する吸血鬼のダークヒーローを実写化した作品で、予告編ではその醜悪ともいうべきビジュアルが解禁されており、今作への注目度も上がっている。

そんな今作の主人公であるマイケル・モービウスというキャラクターはヴィランなのか?それともヒーローなのか?
この点についてメガホンをとったダニエル・エスピノーサ監督が海外メディアのCBRについて話している。

『モービウスは自身の病気の治療法を探しています。どんな代償を払おうともそれを見つけようとしている。その結果、醜悪なものに変身してしまう。彼は内にある醜さを受け入れなければならず、そしてそこにも美しいものもあるということを受け入れなければいけない。それこそが彼の強さであり、ユニークにしているものだ。』

マイケル・モービウスは今作にて血液の病気にかかっており、その治療のためにとった行動が彼を吸血鬼の超人にしたのだ。
その見た目は大きな牙や赤い目を持つビジュアルで、まさにモンスターとも言うべき姿となっている。

そんなモービウスであるが、監督によれば多くのマーベルキャラクターのなかで、利他的な人物であるとも明かされている。

『マイケル・モービウスはマーベル・ユニバースのなかでも最も利他的なキャラクターの一人です。彼は本当に正義を信じている数少ない人物でもあり、そこまでの善人なのにひどい病気を患っている。彼は自分と患者の人々を救うために治療法を探して、モンスターに変わってしまいます。』

モービウスは医者でもあることから、人々の命を救うことを使命として行動しているキャラクターだ。いわばヒーローとしての素質は十分。
そんな彼が自分と患者たちを助けるために、モンスターに姿を変えるというのは皮肉が効いている。

監督は最後に次のように続けた。

『モービウスは内なるモンスターを恐れるようになり、その力も恐れています。(中略)常に彼は内なるものに抵抗をしていますが、ヒーローになるために彼ははその運命に抵抗をしている。モービウスの物語は自分がまだ人間であることにしがみつきながらも、この力を利用していかなけらばならない。

善人であるモービウスが、内なるモンスターの力に抵抗しながら、人々を救うためのその力を使わなければならない、、、まさにアメコミヒーローの王道とも言えるだろう。似たキャラクターだとブルース・バナー/ハルクが思い当たるが、モービウスがどのようにして吸血鬼としての自分とその運命を受け入れながら、ヒーローとして活躍するのか期待である。

『モービウス』は2022年4月1日に日本公開予定だ。

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