マーベル・スタジオ、年に映画2・3本、ドラマは2本の配信体制に ー 年間合計4本に調整

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MCUシリーズを展開するマーベル・スタジオは、2019年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』をピークに、以前のように世界的なヒットを記録する映画を公開できず、一部『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』などのヒット作は生まれたものの、安定してヒットを飛ばし続ける以前のようなMCUは見られなくなった。

特に2023年公開の『アントマン&ワスプ:クアントマニア』と『ザ・マーベルズ』はいずれも赤字計上されたと報告されており、『アントマン4』と『キャプテン・マーベル3』の制作は中止になったと言われている。

親会社のウォルト・ディズニー社も、マーベル・スタジオを含めてグループ企業の生産体制を量より質を重視する方針に切り替えることをCEOのボブ・アイガー氏が明言していた。

そんな中で海外メディアのインタビューに答えたマーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏と、プロデューサーのルイス・デスポジート氏は、改めて量より質の生産体制の継続をコメントしながら、MCUについては年間に映画が2~3本の公開、ドラマが1~2本の配信になるとコメントしている。

”ルイス・デスポジート:我々は少しダメージを負ったが、力強く復活している。またやりすぎると弱体化してしまうかもしれないけど、もうそんなことはしない。教訓を得たんです。4本の映画と4つのドラマではなく、おそらく年間2~3本の映画と、1~2本のドラマになるでしょう”

つまりは映画とドラマを合わせて年間で合計4本の公開・配信となることだ。映画とドラマの比率はその年によって変動していくと見られる。
ボブ・アイガー氏も同様のコメントを決算発表会の場で話しており、確定事項として制作が進んでいると見られる。

ケヴィン・ファイギ氏は近年の厳しい時期については「準備期間」であったともコメントしている。

”今年はひとつの長編プロジェクトに全力を尽くすことができて嬉しいです。私は負け犬でいるほうがずっと楽なんです。サプライズをしたり、期待を超えたりできる方が好きです。なので理想的とは言えなかった去年は、私たちにとって良い準備になりました。”

2024年に公開するMCU映画は『デッドプール&ウルヴァリン』のみとなっており、近年のなかでも一際少ないラインナップとなっている。そのためにひとつの作品に集中することができるため、まさに量よりも質を重視した体制になっていることがうかがえる。

ドラマについても『ワンダヴィジョン』のスピンオフ『アガサ』の配信を控えており、実写作品としてはここで2024年は終わりを迎える。

2025年もフェイズ4以降のような作品数ではなく、着実にひとつひとつの作品に注力していくことになっているため、以前のようなMCUが戻ってくることにも期待をしておきたいところだ。

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