マーベル・スタジオ代表ケヴィン・ファイギ、非MCU作品に「嫌だった」 ー 当初から権利再取得の動きも

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マーベル映画といえば、いまはマーベル・スタジオのMCUシリーズがメインの展開となっているが、数年前まではソニー・ピクチャーズがスパイダーマン映画を独自展開したり、20世紀FOXが『X-MEN』や『デッドプール』、『ファンタスティック・フォー』などを制作していたりと、いわゆる非MCU映画が多く展開されていた。

これがファンにとっても混乱の元になる要因の一つではあったのだが、最近出版された本の『MCU: The Reign of Marvel Studios』によると、マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏は、これらの非MCU映画についてあまり良くは思っていなかったことを、著者が明らかにしている

我々にはコントロールすることができない。それが嫌でした。(中略)自分のキャラクターが宙ぶらりん状態で、他の誰かがコントロール権を持っている。映画のライセンス契約を結ぶと、アニメーションや他の多くのものを凍結することになってしまう。自分の赤ん坊を誰かに引き渡すことになるが、それは何も起きないんだ”

またファイギ氏はマーベル・スタジオの立ち上げ当時から、売却されてしまったマーベルキャラクターの権利を取り戻すことが常に彼の計画の一部であったことも語っている。

現在のマーベルキャラクターの権利の状況としては、ソニー・ピクチャーズが依然としてスパイダーマン関連の映像の権利を持っており、トム・ホランド主演の『スパイダーマン』シリーズなど、一部はマーベル・スタジオと共同制作のスタイルを取るものの、『ヴェノム』などのソニーズ・スパイダーマン・ユニバースという独自シリーズを展開していたり、アニメ『スパイダーバース』も人気を博している。

『X-MEN』や『ファンタスティック・フォー』については20世紀FOXがウォルト・ディズニー社に買収されて、20世紀スタジオになったことから、実質的にマーベルの元に権利が戻ってきている。

ハルク関連については配給権のみがユニバーサルに属していたが、最近の情報によると契約が終了したことで、ハルクも全権がマーベルに戻ってきたと報告されている。

数年前よりは権利関係も相当クリアになってきており、確実に以前よりは映画の制作もやりやすくなっていることは事実だ。

また、マーベル内部での対立についても、ほぼすべての指揮系統がマーベル・スタジオに統一されたことで、これもまた解決した状態となっている。

ファイギ氏が自身のコントロール外にあるマーベル映画について正直な気持ちを明らかにするのも珍しいところではあるが、これらの映画のキャラクターも今後はMCUの世界に導入されることになる。

果たして乱立していたマーベルの世界が統一されることで、どのような世界が構築されていくのだろうか?今後の展開に注目をしておこう。

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