『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』キャストが明かすジェームズ・ガンの再雇用の経緯

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待望の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』が2023年5月3日に日本公開予定である。

その製作過程で、過去の過激なツイートが原因で一度ディズニー社から解雇されたジェームズ・ガン監督が、再び『GotG:Vol.3』の監督に返り咲いた経緯について、キャストたちが語っている。

海外メディアのインタビューにおいて、ジェームズ・ガン監督と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのマンティス役ポム・クレメンティエフと、ネビュラ役カレン・ギランは、2018年のガン監督の解雇が困難な時期であったことを明かした。

ポム・クレメンティエフは、今作がガン監督以外の人物が制作することに意味はないと語った。

”3つ目の『ガーディアンズ』を他の誰かが監督するなんて、全く意味がないんです。ジェームズは私の人生を変えてくれた。彼には永遠に感謝しています

カレン・ギランも、当時ガン監督の解雇によってキャスト全員が、映画には出演しないことを計画していたと示唆している。

”キャスト全員で話し合って、計画を立てました。彼なしではやりたくないとみんなが同じ意見だったんです”

当時は、キャスト全員がガン監督を支持し、ディズニーの決定にもかかわらず、彼の将来の活動を支援する声明が出された。

ジェームズ・ガン監督も同じインタビューのなかで、当時を振り返り、自身への厚いサポートに感謝する言葉を残している。

”僕が解雇されても、それがただ消え去ることはなかった。ファンも忘れなかったし、報道陣も、キャストも同じだった。無視することはできなかったんだ

さらにガン監督は、マーベル・スタジオ社長であるケビン・ファイギ氏が「最初から最後まで僕の味方だった」と語り、また、他の人々から当時のディズニー社会長のアラン・ホーン氏が「倫理的に苦悩していた」と聞いていたと明かしている。

監督は、ホーン氏を「良い人物」と評しつつ、

”彼が事件後、夜も眠れなかったと聞いている”

と、ホーン氏に理解を示すコメントをしている。

こういったキャストやサポートする人々の行動によって、2019年3月15日、ガン監督は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol. 3』で再雇用された。

ガン監督は、ディズニー社から解雇されていた間にワーナー・ブラザースと契約し、DC映画『ザ・スーサイド・スクワッド』やドラマ『ピースメイカー』の制作が決定されていた。

現在、ガン監督はDCスタジオの代表を務めており、彼が制作するマーベル映画は『GotG:Vol.3』が最後となる予定である。監督は、DCの代表を務めながら、ライバル会社の映画を宣伝する立場という、珍しいポジションとなっている。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』は2023年5月3日に日本公開予定だ。

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