『アベンジャーズ』、当初マンダリンとシャン・チーの登場が検討されていた - 中国市場の反応を意識

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2012年に満を持して公開をしたMCUシリーズ最初のアッセンブル映画『アベンジャーズ』
今作はその後に続くインフィニティサーガにおいても重要な作品であり、他の映画やドラマにも影響を与えた作品でもあった。

そんな『アベンジャーズ』、当初は中国市場を意識したキャラクターの登場が提案されていたことが明らかになった。

ヴィランのマンダリンは避けたかった?

中国の製作会社DMGエンターテインメントの元社長であるクリス・フェントン氏は自伝書『Feeding the Dragon』にて、『アベンジャーズ』公開前にマーベル・スタジオと交わした交渉について明かしている。

Marvel Studios Offered Shang-Chi Or Mandarin For First Avengers Movie

クリス・フェントン氏は当時のマーベル・スタジオ代表だったティム・コナーズとの話し合いで、『アベンジャーズ』のラストに中国人キャラのシャン・チーかマンダリンの登場を提案してきたと明かした。
これは明らかに中国市場を意識したものであり、中国人ファンに向けたサプライズでもあった。

北京に置かれた映画の開発チームでは、ヒーローであるシャン・チーの方がより安全でベターな選択であるとの感じていた。一方でマンダリンはヴィランであり、中国政府から難色を示される可能性があると感じたという。

特に問題だったのはコミックでのマンダリンの描かれ方だったようだ。

『マンダリンは典型的で軽蔑的な中国人のように見えて、そのように行動している。彼は長いあごひげをもっており、チングリッシュ(中国語的な映画)を使い、常に中国の常套句なことわざを言っていた。』

推測ではマンダリンのイメージの一部が差別的な表現があることを懸念していたのだろう。

結局のところ『アベンジャーズ』にはどちらのキャラクターも登場していない。
またその後公開された『アイアンマン3』にはコミックの悪役イメージの強いマンダリンが登場していた。ただ終盤で彼は偽物のマンダリンであることが判明していた。

MCUでは現在この2人のキャラクターが登場する『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・テン・リングス』の公開を控えている。中国市場などの反応をうかがえばひょっとすると、マンダリンの描かれ方もコミックとは少し異なるものになっていくかもしれない。

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