【ネタバレあり】『アクアマン』感想!なにがDC映画史上最高にスゴかったのか?

   

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アクアマン 日本語版ポスター

出典:(C)2018 Warner Bros. Ent.
All Rights Reserved”“TM &(C)DC Comics”

ついに日本にもやってきた世界中で話題の映画『アクアマン』!!
DCEUシリーズとしては『ワンダーウーマン』『ジャスティスリーグ』などに次ぐ通算6作品目となります。

すでに本国アメリカでは2018年12月に公開され、中国などの他の国でも大きな反響を呼んでいます。
日本では世界からだいぶ遅れて2019年2月の公開となりましたが、果たして日本人でもしっかり楽しむことができたのでしょうか?

結論から言いますと、

年始からとんでもない映画!!絶対見るべき!!DCの歴史が一気に変わった!!

あらすじ

まずは『アクアマン』の大まかなあらすじや概要から見ていきましょう。
今作はワーナーブラザースとDCコミックスが展開する、通称DCEU(DC・エクステンデッド・ユニバース)シリーズの6作目
『マン・オブ・スティール』、『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』、『スーサイド・スクワッド』、『ワンダーウーマン』、『ジャスティスリーグ』の後に公開されたのが『アクアマン』です。

シリーズでのアクアマンは『ジャスティスリーグ』が初登場で、演じるのはハワイ出身の俳優ジェイソン・モモア
初登場でのアクアマンはまだアトランティスの王というわけではなく、彼の存在とパワーの噂を聞きつけたブルース・ウェイン/バットマンによって、世界を救うチームにスカウトされていました。

見事結束したジャスティスリーグのヒーローたちはステッペンウルフを退けることに成功、世界を救いました。
本作『アクアマン』はその後のストーリーとなります。

映画の冒頭では、アクアマンことアーサー・カリーの父親トーマス・カリーと、母親でアトランティスの女王であるアトランナの出会いから、アーサーの出産、そして別れまでを描きます。
幸せに暮らしていた3人の元に、アトランティスから彼女を連れ戻すために兵士たちが送られ、アトランナはやむなくアトランティスへと帰る決断をするのです。

ヒーローたちと世界を救うことのできたアクアマンことアーサー・カリーは、一部の市民からもアクアマンとして認知されるほど活躍をしていました。
ある日、デビッド・ケイン(のちのブラックマンタ)とその父は率いる海賊に襲われた潜水艇をアーサーは助けることになります。
海賊たちを薙ぎ払い、乗組員たちを救い出すことに成功しますが、沈みゆく船で脚がタンクに挟まれ身動きが取れなくなったデビッドの父を、アーサーは見殺しにしてしまいます。
そこからデビッドはアクアマンに対して強い恨みを抱くようになるのです。

一方、海底の世界ではアトランティスの王子であり、アーサーの異父兄弟のオームが7つの海底帝国の統一と、王位への即位、そして地上への侵攻を企てて、暗躍していました。

その野望を止めようと海底王国ゼベルのネレウス王の娘ヘラは、地上のアーサーへ助けを求めるが、海底人たちとの関わりを持ちたくないがためにそれを拒否。
しかしオームの侵攻はすでに始まっており、手始めにアーサーや父のトーマスが住む街を津波で襲います。

アーサー自身やトーマスも命を脅かされ、アーサーはヘラや、アトランティスの王族の参謀であるバルゴとともにオームの野望の阻止しようと活動は開始します。

そしてそのさなか、初代アトランティス王が持っていたといわれ、手にすればかすべての海洋生物を味方にし、海の覇者になることができる伝説のトライデントを探す旅に出るのでした。

果たしてアクアマンはトライデントを手に入れ、オームの野望を阻止することができるのでしょうか?

今作の監督には『ワイルドスピード SKY MISSION』『ソウ』シリーズなどを手掛け、熱狂的なファンも多く存在するジェームズ・ワンがメガホンをとります。

ベタだけど『映像がスゴイ』!

ここからは僕の個人的な感想を書いていきます。

まずは何といっても映像がスゴイ!!この感想ってかなりベッタベタな気がして、あまり使いたくはないのですが、『アクアマン』に関しては心底この言葉当てはまります

海外では「海のスターウォーズ」と例えられていましたが、まさにその通り。海底にあるアトランティスの描き方や、色使い、7つの海底帝国の設定の作り方などがよく考えられています。
現実世界の海底もまだまだ謎だらけではありますが、まさに想像を膨らませてくれる古き良きSF映画のような作品でした。

そして『アクアマン』を語るうえで無視できないのがアクションシーン。今作では水中や陸でアクションが豊富に用意されています。
水中では水中ならではの、浮遊アクションはもちろん見ていて新鮮。ただ個人的には陸でのアクションにも注目してもらいたいです。

陸アクションは映画冒頭でのアトランナの戦闘シーンに始まり、アクアマンVSブラックマンタヘラVSアトランティス兵士など見どころが豊富に用意されています。
特にそのカメラワークには驚かされましたね。一人称視点のような、かと思ったら三人称視点(通称ヤムチャ視点)に切り替わる忙しいながらも目が離せないアクションは必見です。

またドローンで撮影したようなダイナミックなカメラワークも見入ってしまう要因の1つで、アトラクションに乗っている気分にもなります。

海でも陸でも、隅から隅まで”映像がスゴイ”のが『アクアマン』なのです。

たくさんの要素がバランスよくまとまっている

『アクアマン』には非常にたくさんの要素がてんこ盛りです。アクションSFをはじめ、恋愛、ファミリー、ホラー、宝探しアドベンチャーものと1作品にしては、かなりの要素を詰め込んでいます。

アクションやSFの描写は先ほど書いた通り。恋愛はトーマスとアトランナ、アーサーとヘラの関係で描いています。ファミリーはアトランナとアーサーの再会、今作で一番涙を誘ったであろうトーマスとアトランナの再会で描かれています。

ホラーは海の猛獣ともいわれる大量のトレンチたちにアーサーたちが襲われるシーンはまさにジェームズ・ワン監督が得意とするホラー描写だったと思います。

宝探しアドベンチャーは、アーサーとヘラが伝説のトライデントを手にするために映画の中盤から終盤にかけて繰り広げられます。しっかりと謎ときの要素を持ちつつ、その中でアーサー自身の成長を見ることができます。そして最後には最高の宝を手にして悪者を一蹴する。まさに往年のアドベンチャー映画を彷彿とさせます。

ここまでの要素を詰め込んでおきながらも、そのどれをとってもうまくまとまっており、1つの作品に仕上がっているのはこの作品の凄いところ。しかも難解になることはなく、非常に見やすく仕上がっています

情報量は確かに多いのですが、それを感じさせない全体の構成や作品の雰囲気、設定は非常によく考え抜かれていると思います。ワン監督の手腕によるところも大きいことでしょう。

いままで難解で暗いイメージのあったDCEUシリーズを一気に変えた作品とも言えます。

海の中の物語なのに、全くジメジメしていないストーリーが『アクアマン』にはあるのですよ。

シェーアドユニバース完全無視が功を奏した

DCEUシリーズは2017年に公開して大ヒットを記録した『ワンダーウーマン』以来、当初立てられていたシェアードユニバースの設定を極力抑える方針に切り替えています

共有された世界観の設定は無くなっていないものの、あえてそこには時間を割かず、単独映画ではしっかりと単独のヒーローとその世界観を描くことに集中した結果、大きく成功を収めてきました。

その逆に『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』や『ジャスティスリーグ』などのヒーロー集合映画は軒並み不振となっています。

今からシェアードユニバース作品を描くことは、必然的にマーベル・スタジオのMCUシリーズと比較されることになります。すでに10年以上続き、世界中で成功を収めたMCUシリーズと真っ向から戦うのは、たとえDC映画だとしても無謀。

だからこそ単独映画に集中する方式は功を奏したのだと個人的には思います。これがうまい具合に差別化となり、作品に自由度が生まれました。
正直アクアマンの世界に、バットマンやスーパーマン、ワンダーウーマン、スーサイド・スクワッドなどが存在しているなんて考えにくいです(存在はしていますが)。それぐらいしっかりした世界観で製作されています。

そしてこれはMCUの弱点でもある初心者へのハードルの高さも克服できます。MCUは20作ほどある作品を観なければ大まかな話の流れを理解することはできません。
例えば『アイアンマン2』と『アイアンマン3』ではタイトルでは繋がっているように見えても、『アベンジャーズ』見なければ3作目の内容を完全に理解することはできません。同様に『アベンジャーズ』を見るには『ソー』や『キャプテンアメリカ』の映画を観なけらばなりません。
これが人によってはハードルに感じてしまうのです。

逆にDCEUはそのジレンマを取っ払うことによって、初心者へのハードルを低くしています。これは今後数年続けるシリーズとして展開していくなら大きなアドバンテージとなることでしょう。

もはやDCEUはマーベルの二番煎じとは言えなくなってきています。『アクアマン』のおかげで今後のアメコミ映画の勢力図が多きく変わっていくのかもしれませんね。

キャスト陣がハマりすぎ

なにはともあれ、『アクアマン』の良いところはキャストが皆はまり役だったということ。
主演のジェイソン・モモアももちろんですが、ヘラ役のアンバー・ハードも最高にかっこよかった。

今までジョニー・デップ関連のゴシップネタが多かったので、あまり良いイメージの無い女優ではありましたが、改めて今作での評価が上がったと思います。

またアトランナ役のニコール・キッドマンの美しさも年を重ねるごとにマシマシになっているのは気のせいでしょうか?
正直アーサーとの再会シーンで、ジェイソン・モモアの母親役にはあまりに年齢が近すぎるとは思いましたが、そんな野暮な考えはどうでもよくなるぐらい、母性にあふれた演技は素晴らしかった。

またアクションシーンでも女王らしい、かっこいい女性ヒーローの姿を見せてくれましたね。トライデントをブンブン振り回しながらアトランティスの兵士たちを薙ぎ払う姿は必見中の必見です。

個人的に気になったのは、アトランナに忠誠を誓い、陰ながらアーサーに戦闘技術を教え込んでいた参謀のバルゴがですね。演じたのはウィレム・デフォー

僕の中でのウィレム・デフォーのイメージがサム・ライム監督『スパイダーマン』でのノーマン・オズボーン/グリーンゴブリンの印象が非常強く、『アクアマン』でもどこかで裏切るんじゃないかとハラハラしていましたw
もちろんそんなことはなく、最後までアーサーにとってのもう一人の父親のような存在でいてくれました。

キャストも見どころの一つなのが『アクアマン』の良いところなんですよ。こういった情報も頭に入れながらみるとより一層楽しめると思います。

王とは、そしてヒーローとは?

そして最後に『アクアマン』ではアーサーが弟のオームとアトランティス、ひいては海の覇者としてどちらがふさわしいのかを比べるような描写が多くありました。

アーサーは元々優しい性格で、厳つい見た目やパワーに反して、人並みに恐怖心もある普通の人間(半海底人)らしい姿が描かれています。
対してオームは人間と恋に落ちたアトランナやその子供のアーサーに恨みを持ち、力だけが世界を支配するというコンプレックス丸出しの考え方の持ち主です。頭は良いものの、自分のためだけに突き動かされているのが描かれています。

王としての迫力はオームの方がふさわしいのかもしれませんし、他国から国民を守るという意味でも力がある王は頼りがいがあるでしょう。

しかしアーサーは自国の民のみを守る王ではなく、世界中の人々を守る英雄(ヒーロー)になることをアトランナから教えられます。海も陸も関係なく、困った人を助けるのがヒーロー。これが『アクアマン』においての王であり、ヒーローへの答えなのかなと思いました。

『アクアマン』は先ほど書いた通り、要素てんこ盛り映画でありながらもしっかりヒーローとはどのようなものかへの答えを示しているのが、ヒーロー好きな僕としては高ポイントでしたね。

もうここに『アクアマン』という作品が最高な理由が詰まっているのだと思います。

まとめ:『アクアマン』はオススメできる?

とここまでいろいろ書いてきましたが、管理人ゆとぴは『アクアマン』をオススメできるのでしょうか?

もう答えはわかるでしょう!

超オススメです!!特にIMAXで鑑賞したほうが良いです!

あの映像のスゴさと迫力を全力で味わいたいなら、通常のスクリーンでは収まりきらないです。天井から床までびっしりとスクリーンになったIMAXでなら、『アクアマン』という作品を全力で楽しむことができます!

この興奮はおそらくDVDでは味わうことは難しいので、ぜひとも公開中に劇場に足を運ぶことを全力推奨します!

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