『WHAT IF…?』脚本家、『エイジ・オブ・ウルトロン』の不満点を明かす ー 「十分な時間が与えられていない」

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Disney+ (ディズニープラス)で配信されていたMCUアニメシリーズの『WHAT IF…?』は映画では起きなかったもしもの世界を描いており、最後まで夢のような展開を楽しむことができた。

そのなかの第8話では「もしも、ウルトロンが勝っていたら?」という『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のもしもの世界を描いた物語となっていたが、このストーリーを作った理由について今作の脚本家がコメントをしてくれた。

ウルトロンはもっと恐ろしい

『WHAT IF…?』の脚本家であるA.C.ブラッドリー氏は、第8話やシリーズのラスボスとしてウルトロンを選んだ理由についての背景を明かしてくれた。

Bryan Andrews & AC Bradley Interview: Marvel’s What If…? Season 1 Finale

Marvel’s What If…? team unpacks that finale ending and post-credits scene

『コミックファンならだれでもですが、ウルトロンは絶対的に恐ろしいことを知っていると思います。「エイジ・オブ・ウルトロン」は素晴らしいですが、たった1本の映画であり、ウルトロンにとっては十分な時間が与えられていないようでした。今回はウルトロンの能力を示す機会でした。またインフィニティストーンも登場します。マルチバースもあるので、ウルトロンがインフィニティガントレットを手に入れたらどうなるでしょうか?どれくらい最悪なことになるでしょうか?完全な荒廃世界を描くには非常に簡単でしょう。』

このほかにもウルトロンの恐ろしさや傲慢さなどを見せたかったとも話している。

第8話ではウルトロンがヴィジョンとなるはずだった体を手に入れたことから、一気に形成が変わり、世界中の核兵器を発射することで瞬く間に世界を荒廃させてしまった。そこにインフィニティストーンを持って現れたサノスすら瞬殺し、ウルトロンはついにインフィニティストーンの6つを手中に収めて、地球のみならず宇宙のすべての生命を根絶やしにしてしまったのだ。

そこで終わりかに思われたが、ウルトロンは別次元からのぞくウォッチャーの存在に気づき、マルチバースの世界すら支配しようとたくらむといったストーリーになっていた。

まさに世界の終わりともいうべき展開だったが、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』では一歩間違えばとんでもない展開になっていたことがこの話でよくわかる。
第8話はA.C.ブラッドリー氏が求めたコミックでのウルトロンの恐ろしさを思う存分に描き切ったといえるでしょう。

ちなみに唯一人類として生き残ったのがナターシャ・ロマノフ/ブラックウィドウクリント・バートン/ホークアイの二人したことについてブラッドリー氏は、「この二人が大好きだから」と回答している。

『WHAT IF…?』シーズン1はDisney+ (ディズニープラス)で全話配信中だ。

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