『ザ・バットマン』監督、”世界最高の探偵”を描く理由とは? ー 「ゴッサムの腐敗を描きたかった」

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DCコミックスを原作として人気ヒーローの単独映画『ザ・バットマン』
実に10年ぶりの単独作となる今作ではバットマンの異名でもある”世界最高の探偵”というものにも焦点が当てられており、その理由についてメガホンをとるマット・リーヴス監督が海外メディアのムービーメーカーのインタビューにて答えてくれた。

『ゴッサムは病んでいる街なので、ゴッサムの腐敗が物語の最も重要な側面のひとつであるという物語を描きたかったのです。ブルース・ウェインはそこに変化をもたらそうと必死になっている。』

今作にて新たに描かれるゴッサムシティは、従来通りに治安の悪い犯罪都市であることには変わりはないが、さらに街の腐敗にも焦点を当てて物語を映画で描くとマット・リーヴス監督は語っている。

ゴッサムではさらにコリン・ファレル演じるペンギンの犯罪組織がゴッサムの闇社会を牛耳っており、正義側であるゴッサム市警にも腐敗が及んでいるとされており、その物語はスピンオフ作品でも描かれるとされている。

そこに変化を起こそうとブルース・ウェインはバットマンとなって犯罪と戦っているのだが、リーブス監督はこのバットマンことブルースについても次のようにコメントをした。

『ブルースはまだ行き詰まっており、10歳のころから感情的な発育不全になっている。なぜなら路地裏で両親が殺されるという誰もが経験したことのないトラウマを持っているからです。彼は自身の行動に意味を見出そうとしており、どういうわけか過去に起こったことがなくなると考えている。しかし決して無くなることはない。

『ザ・バットマン』ではブルース・ウェインの闇の部分にも焦点が当てられており、予告編からはその復讐心から犯罪者を一方的に殴りつけており、到底ヒーローとは思えないバットマンの姿を描いている。

そんなゴッサムとブルースの闇に迫る今作ではメインヴィランにリドラーが登場する。原作のりドラーはなぞなぞでヒントを与えながら犯罪を犯すキャラクターで、監督によれば実際に起きた劇場型犯罪のゾディアック事件をベースにしているとのことだ。

リドラーが起こす連続殺人によってゴッサムはさらに混乱に陥り、それを目の前にしたブルース・ウェイン/バットマンはどのような行動を取るのだろうか?

映画『ザ・バットマン』は2022年3月11日より日本公開予定だ。

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