『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、ラストバトル制作時の苦労とは? ー CG担当者「色調が似てる」

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※この記事には『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。

MCUシリーズとして日本でも大ヒットを記録している映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
今作では多くのキャラクターが登場しており、そのほとんどにはCGがふんだんに使用されている。

そんな今作のラストのバトルにおいて、描くのに非常に苦労した点をVFXスーパーバイザーのクリス・ワーグナー氏が海外メディアのビフォー&アフターのインタビューに対して話してくれた。

※この記事には『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。

クリス・ワーグナー氏は映画のラストでヴィランたちを相手にトム・ホランド、トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールドが演じた三人のスパイダーマンの描き分けの大変さについて振り返っている。

『各スパイダーマンを識別できるようにすることは、ジョン・ワッツ監督とケリー・ポート(VFXスーパーバイザー)の両方にとって非常に重要なものでした。彼らのスーツは色調の値が非常に似ており、しかもこのシーンは夜だったため、さらに彼らの判別を難しくしていました。』

これは見ていた観客としても三人のスパイダーマンを見分けるのはすこし難しいところがあった。ワーグナー氏の言う通り基本的には全員のスーツが非常に似たものとなっており、しかも夜のシーンというのもあって、動き回る彼らを瞬時に見分けるのはキツイところはあった(もちろんその不満を感じないほど最高のシーンであることは間違いないが)。

そんな三人のスパイダーマンをどのようにして描き分けをしたかについても話している。

『私たちは各スパイダーマンの身体的な特徴や戦闘スタイル、例えば彼らがどのようにスイングしたり、どのようにウェブを発射し、象徴的なポーズをとったときの身体的なプロポーションなどに注力をしました。いくつかのスパイダーマン映画にも携わってきたスーパーバイザーのリッチ・スミスは、アニメーションのチームに対して以前の映画を観てもらいました。各俳優のクリップを確認し、各スパイダースタイルを再認識してもらいました。』

同じスパイダーマンでも演じる俳優は三者三様で、彼らの身体的な特徴やアクションにはそれぞれの特色があった。さらには過去の映画を参考にしながら、今作のスパイダーマンたちに当てはめていったとワーグナー氏は明かしてくれた。

実際には過去の映画のスパイダーマンアクションシーンを流用しているとも言われているため、より特徴のあるシーンについてはリサイクルすることで描き分けをおこなっているようだ。

制作陣にとっても非常に苦労しながら作られた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。改めてその点に注意を払いながら鑑賞してみるのも面白いかもしれない。

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