『スパイダーマン4』はバットマンみたい? ー ヒーローのアイデンティティがピーターを蝕む

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制作がウワサされているトム・ホランド主演の映画『スパイダーマン4』

ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオの両社がプロジェクトを検討していると言われているが、今のところマルチバースを進めたいソニーと、地に足のついた物語を望むマーベル側で、意見が分かれているとも報告されていた。

まだ具体的なところは決まっていないようだが、新たな情報によると、世界中のすべての人間から忘れされられたピーター・パーカーが、自身の心のなかからもピーター・パーカーという存在が消えていってしまう様子が今作のプロットであると報告されている。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のラストでマルチバースの侵攻を止めるために自分の存在をすべての人間の記憶から消し去ることを選び、アベンジャーズの仲間はもちろん、ハッピー・ホーガン、親友のネッド、そして恋人のMJからも忘れられ、文字通りの天涯孤独となってしまったピーター。

彼に残されたのはスパイダーマンであるということだけで、それがピーターを支える唯一のものだと『スパイダーマン4』では描かれるという。

しかしそのことが彼を蝕んでいきピーター自身からもピーター・パーカーのアイデンティティが消滅していくことになるとのこと。

これはロバート・パティンソン主演の『ザ・バットマン』にも似たもので、ピーター・パーカーがヒーローとして、人間としての自立を描く物語になると海外メディアは報告している。

二重生活の片方が消え去り、スパイダーマンとして活動していくうちに、ピーター・パーカーという人間が自分でもわからなくなっていくという、いままでにない苦悩が映画の焦点として扱われると推測される。

『スパイダーマン4』の中でピーターがどのような道を歩んでいくことになり、そして再び彼の記憶が周りの人間に蘇ることになるのか、それはまだ不明だ。

今作にはウワサとしてマイルス・モラレスの登場も伝えられており、スパイダーマンの名前も受け継がれていくとも言われている。

注目の『スパイダーマン4』は現時点で2025年、または2026年ごろに公開すると予想されている。

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