スマートハルクは『インフィニティウォー』登場予定だった! - なぜ却下されてしまったのか?

   

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『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではサノスのスナップにより全宇宙の生命の半分が消失した5年後の世界が描かれています。その中で多くのヒーローたちの変化も見ることができました。

トニー・スタークはペッパーや娘のモーガンとともに静かに暮らし、ソーはニュー・アスガルドで酒浸りの末に肥満体型へ、ホークアイは家族を失った喪失感からローニンとなり犯罪組織狩りをし、そしてもっとも驚かれたのはブルース・バナーのハルクと一体化でした。

この通称スマート・ハルクの登場経緯についてはほとんど語られることはありませんでしたが、実は初期の構想では前作『アベンジャーズ/インフィニティウォー』に登場させる予定だったことが明らかになりました。

ハルクバスターを突き破って登場!のつもりだった!

『アベンジャーズ/エンドゲーム』の脚本家であるクリストファー・マルクス氏スティーヴン・マクフィーリー氏は海外メディアのインタビューの中で、スマートハルクの登場が実は『アベンジャーズ/インフィニティウォー』のクライマックスであったことを明かしています。

Avengers: Endgame Writers Defend Decision to Skip Over Showing Smart Hulk Backstory

『私たちは当初「インフィニティウォー」のなかでスマートハルクの登場を書いたが、実際は「エンドゲーム」での登場となった。元々はブルース・バナーがハルクバスターの中でハルクと結束することに成功し、中から飛び出してカル・オブディシアンのケツを蹴り飛ばすものでした。でもそれはうまくはいきませんでした。』

実はこの演出、映画公開前のいくつかの玩具では実現しなかったシーンをイメージしたものが発売されていました。

出典:FUNKO公式サイト

代表的なのはFUNKOのPOP!シリーズで発売したこちらの商品。ハルクバスターからハルクが飛び出したシーンをイメージしているようですが、実際にこのようなものは映画に登場していません。

それではなぜ「インフィニティウォー」ではそれが実現しなかったのでしょうか?

映画全体の中でそれは全く異なるトーンだった。私たちは壊滅的な敗北に向かって進んでいるのに、ハルクのシーンはまさに勝利を描いています。』

『インフィニティウォー』の結末はご存知の通りアベンジャーズはサノスに敗北し、全生命の半分を消し去るという野望を止めることはできませんでした。その結末に向かうなかで、スマートハルクの覚醒シーンは合わなかったことをコメントしています。

『インフィニティウォー』の盛り上がりポイントとしてよく挙げられているのは、ストームブレイカーを手に入れたソーがワカンダで到着するシーンでしたね。このシーンこそサノスへの勝利を暗示するようなものでしたが、その後のタイタンでのバトルではトニーやストレンジたちが敗北し、タイムストーンを明け渡すという絶望的なシーンが待ち受けていました。

その流れのままでスマートハルクの登場を描かくのは確かにトーンが合わない気もします。絶望的な結末を表現するためには流れを断ち切るのは賢明ではなかったのでしょう。

今後スマートハルクの誕生秘話が映像で見ることができるかはわかりません。脚本家の2人はスパイダーマンことピーター・パーカーの誕生がMCUで描かれていないように、スマートハルクもファンが思っているほど説明する必要はないと見解を示しています。

ハルクの単独映画等にも期待をしたいところですが、現状は権利を持つユニバーサル・ピクチャーズとの契約の関係で思うようには行っていません。

果たしてスマートハルクは未来のMCUでどのような活躍をしてくれるのでしょうか?今後の作品展開に注目です。

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