サム・ライミ監督、『スパイダーマン3』のヴェノムに「理解していなかった」 ー 『スパイダーマン4』にもコメント

【広告】

この記事を書いた人

ゆとぴ

ゆとぴ

「FRC」の管理人をしているゆとぴです。特撮、アメコミ関連が趣味です。

Twitter:@frc_watashi_ame

Youtube:ゆとぴのトイハコ

Instagram:@frc_hero

本サイトのコンテンツには、広告リンクが含まれています。

いつもご覧いただきありがとうございます。ゆとぴ(@frc_watashi_ame)です。

MCU最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』を製作したサム・ライミ監督はかつてトビー・マグワイア主演の『スパイダーマン』シリーズを製作したことでも有名だが、その最後の作品である『スパイダーマン3』は決して評価が高い作品とは言えない

実はベンおじさんを殺した犯人と無理やり設定されたサンドマンや、サーファーのようなニュー・ゴブリン、そしてコミックでのキャラクターとは大きくかけ離れたヴェノム、これらのキャラクターたちにあまりに難がありすぎたことなどから、この映画は大きく評価を落としてしまう結果になった。

特にヴェノムは人気キャラクターなだけに、劇中でのどちらかというとカーネイジのような、単純なヴィランになってしまったことには批判の声が多かった。そんなヴェノムについてサム・ライミ監督は海外メディアのUproxxのインタビューに答え、当時なにが悪かったのかを振り返った。

『(ヴェノムの)キャラクターのことをよくわからなかったので、心に響いていませんでした。スタン・リーとスティーヴ・ディッコのスパイダーマンで私が一番好きなのは、彼らが親しみやすいキャラクターを作ったことです。ノーマン・オズボーンのようなキャラクターでも良さを持っています。子供の頃に読んだことがなかったヴェノムについて聞いたとき、映画に登場させるために勉強していく必要がありました。キャラクターの人間性について十分に理解できていませんでした。』

つまりはライミ監督自身はあまりヴェノムに思い入れがなく、キャラクターについてもしっかりと理解できないままに映画の製作に挑んでしまったとコメントしている。

そのように言われれば劇中でのヴェノムのコミックのイメージとはかけ離れた活躍の理由にも納得できるだろう。宿主であるエディ・ブロックについても小物の悪党のように描かれていたことに批判の声もあった。

ちなみ監督はトム・ハーディ主演によって製作された『ヴェノム』についてはまだ観ていないとしながらも、エディとヴェノムの関係が一種のコメディのようなものとして描かれていることに「理にかなっている。彼らが成功を納めることができて良かった」とコメントしている。

ライミ版ヴェノムとは大きく異るキャラクターとして描かれている『ヴェノム』シリーズはつい先日にも3作目の製作がアナウンスされ、確実に人気キャラクターへの地位を築き始めている。

また『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でのトビーのスパイダーマン役復帰以降、様々なインタビューで『スパイダーマン4』についてコメントしているライミ監督だが、新たなコメントによると現状では製作の予定はないとしている。

『現在、「スパイダーマン4」を作る予定はありません。そしてスパイダーマンのシリーズは非常に成功しているので、それが起こるかどうかもわかりません。私は追い求めてはいません。』

一方でオファーがあればある条件を満たせばまた映画の製作をしたいとも語っている。

サム・ライミ監督が新たに製作したマーベル映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は2022年5月4日より日本公開予定だ。

関連記事を読む

  • 【広告】

  • 【広告】