『キック・アス2』監督、独自の『キャプテン・アメリカ』映画を売り込む ー ウィル・スミスやザ・ロックが主演?

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『キック・アス』の続編を制作したジェフ・ワドロウ監督海外メディアのインタビューのなかで、以前に独自の『キャプテン・アメリカ』映画のアイディアをマーベル・スタジオに売り込んでいたことを明らかにした。

ご存知の通りそのプロジェクトが実現することはなかったが、主演として想定されていたのがウィル・スミスやザ・ロックことドウェイン・ジョンソンであったことを明かした。

”大作スーパーヒーロー映画を作るためなら人だってヤッちゃいます。2008年に『アイアンマン』が公開された時、私はマネージャーに「私をマーベルに参加させてほしい。彼らが次になにをするのかはわからないけど、この映画はゲームチェンジャーだ。私もそこに参加したい」と電話をしたんだ。(中略)私はキャプテン・アメリカの売り込みを思いつきました。言うまでもなく、彼らの意図とはあまりにもかけ離れていたと思います。私の持論のなかには、キャプテン・アメリカは金髪の白人だけではないというものでした。キャプテン・アメリカにはウィル・スミスか、ザ・ロックが演じるべきだ。最終的にマーベルは別の計画を立てましたが、私は大作スーパーヒーロー映画を作るためならば100%全力を尽くします。”

ウィル・スミスやドウェイン・ジョンソンがキャプテン・アメリカを演じていたら、当時としてもかなり話題になることは確かだろうが、MCU黎明期のときに、あまり冒険はできないというのもマーベル側の本音だろう。

結果的にはクリス・エヴァンスがキャプテン・アメリカを演じ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で同役を卒業するまで大きくのファンを獲得し、キャプテン・アメリカというキャラクターの知名度も飛躍的に拡大した。

現在のキャプテン・アメリカは元ファルコンのサム・ウィルソンに交代し、いわゆる黒人のキャプテン・アメリカが主人公となる『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の公開を控えている。

ワドロウ監督の考えも全くの的外れだったとも言えないが、もしかしたらその計画は時期尚早だったのかもしれない。

ちなみにワドロウ監督はこの他にも20世紀FOXとともに『X-フォース』の映画の制作に参加していたが、それもまた実現することはなかった。

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