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です。MCU最新作の『エターナルズ』にはメンバーのひとりとして超スピードを持つマッカリというキャラクターが登場する。彼女は映画のなかで聴覚障害を持つといったいままでのMCUでもあまりなかった設定を持っているのだが、演じるローレン・リドロフ自身も聴覚障害を持つ女優なのをご存知だろうか?
そんな彼女が映画撮影時の苦労についてインタビューで振り返り、またその悩みを打開したエピソードを明かしてくれた。
・https://www.nytimes.com/2021/09/15/movies/lauren-ridloff-eternals-deaf-hero.html
『あるシーンで壁に向かって撮影をしないといけませんでした。聴覚障害者としてどのようなものを手掛かりにしてアクションの合図を図ればいいですか?ある時、私は撮影の次の日のホリデーパーティの席でアンジェリーナ・ジョリーに悩みを打ち明けました。そして彼女はすぐに提案をしてくれました。それは特殊効果で簡単に消すことができるレーザーペンを使ってみるというものでした。「それはスゴイ」と一瞬で感じました。
壁を向ているときは通訳がレーザーで壁に円を書き、それが消えたら「アクション!」の合図です。』
壁を向ているときは通訳がレーザーで壁に円を書き、それが消えたら「アクション!」の合図です。』
彼女自身の悩みとアンジェリーナ・ジョリーの人柄の良さを感じるようなエピソードだった。クリエイティブな人材が集まる世界最高峰の映画の現場なだけに、それを解決する方法もすぐに思いつく点はさすがとしか言いようがないだろう。
ローレン・リドロフが演じるマッカリは元々コミックでは聴覚もあり白人男性のキャラクターだった。それが実写映画では有色人種の聴覚障害を持つキャラクターとして描かれる。
なぜそのような設定になっているのかは今のところ分からないが、多様性を尊重するMCU作品においては、人種や障害の壁を越えて誰でもヒーローになることができるというのを示しているようにも見える。
様々な特徴を持つキャラクターが登場する『エターナルズ』は2021年11月5日より日本公開予定だ。
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