『エターナルズ』、別のエンディング案を監督が明かす ー ダークでバッドエンドなラストに

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※この記事には『エターナルズ』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。

2021年に公開されたMCU映画『エターナルズ』は、神々の種族であるエターナルズを7000年に及ぶ壮大な時間軸を舞台に描いた作品だった。

ファンにも受け入れられた今作は、実は別のエンディング案が用意されており、しかもそれがかなりダークなものだったことを海外メディアのエンパイアのインタビューのなかでクロエ・ジャオ監督が明かしてくれた。

※この記事には『エターナルズ』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。

記憶を消された別の惑星に?

クロエ・ジャオ監督は当初想定していた別のエンディング案を話してくれた。

『実際には本当に暗い別のエンディングがありました。私はこれよりも憂鬱な映画に慣れているので、嫌いではありませんでした。ただそのラストが観客にうまく伝えられたとは思いません。以前のものははエターナルズ全員が船に戻り、記憶が消されて、トワイライトゾーンのような別の惑星に行くことで終わっていました』

まさに衝撃的なラストだ。もしこれが採用されていたら、明るくなった劇場で放心状態になって座り込んだ観客も多くいたことだろう。

劇中でのエターナルズは、セレスティアルズを生み出すために宿主となった惑星で、餌となる知的生命体を増やすことが任務であると、セレスティアルズのアリシェムによって明かされていた。
そして任務を終えたエターナルズは記憶が消され(正確には別の場所に保存)、また別の惑星にて新しい任務につくという流れを繰り返していたのだ。

この事実を知っていたのはリーダーのエイジャックのみで、後にセルシにも知らされたことで全員がその真実を知ることとなる。

結果的に内部分裂もありながら、地球から生まれるはずのセレスティアルズを止めることができ、人類を救うことができた。

しかし任務に背いて地球に残っているセルシ、キンゴ、ファストスはアリシェムに連れ去られてしまった

このように実際の映画のラストは次の物語に繋がるものとなっていた。それに対して監督が明かしたダークなラストは次に繋がるものとは到底思えない。MCUシリーズ的にもそれがそぐわないという理由からから却下されたと話している。

製作中でも物語が流動的な変わっていく映画の製作現場。『エターナルズ』も紆余曲折を経ながら完成されたことがよくわかるインタビューだった。
『エターナルズ』は2022年1月12日よりDisney+ (ディズニープラス)で配信予定だ。

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