ディズニー社主要投資家、『ブラックウィドウ』の配信を要望 - 劇場公開断念か
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MCU最新シリーズとして2020年に公開を予定していた『ブラックウィドウ』。
残念ながら新型コロナウイルスの影響によって、2度の延期のあと2021年4月の公開を日本では控えている。
延期続きでスタジオの収益にも大きな影響が出始めている昨今、『ブラックウィドウ』は再び配信への噂が立ち始めている。
ディズニー社は配信作品に注力する体制にしたばかり
海外メディアのバラエティでインタビューを受けた、ウォルト・ディズニー社の大株主ダン・ローブ氏は、『ブラックウィドウ』などの大作映画をDisney+ (ディズニープラス)での配信に切り替えるべきだと語っている。
・https://variety.com/2020/film/news/dan-loeb-disney-streaming-spending-1234796386/
新型コロナウイルスが流行っている昨今では、Netflixのような自宅で楽しめるストリーミングサービスは大幅に加入者を伸ばしている。
もちろん2019年11月よりサービスが始まった(米国)ウォルト・ディズニー社のDisney+ (ディズニープラス)も大幅に勢力を拡大している。
当初5年かけて目指していた加入数6000万人をわずか8か月で達成、今後は2025年までには2億人の加入者をめざしているという。
もちろん単純にコンテンツ内容が異なるNetflixとDisney+ (ディズニープラス)では比較はできないが、同じストリーミングサービスとして競合であることは間違いない。
この状況に乗じて大ヒット間違いなしの『ブラックウィドウ』をDisney+ (ディズニープラス)への配信に切り替えれば、世界中で大きく加入者を伸ばすことは確実。ダブ・ローブ氏が要望するのもうなずける。
またディズニー社は先日ダブ・ローブ氏の要望を受けてか、今後は劇場作品よりも配信作品に注力していくための組織改編を行っていた。
もし今回もダブ・ローブ氏の言葉を受けるとならば、次の延期はせずにDisney+ (ディズニープラス)での配信に切り替わることは非常に高いだろう。
そうなれば実写版『ムーラン』の時のように劇場関係者からの大きな反発があることは間違いないだろう。
日に日に状況が変わっている映画業界。今後も最新情報に注目しておこう。
『ブラックウィドウ』は2021年4月29日に日本公開予定だ。
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