ディズニーCEO、俳優組合ストに「非常に気がかり」 ー マーベル・スタジオ幹部も反応

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現在ハリウッド業界は数十年ぶりの危機に瀕している。

俳優たちに対する低賃金や保険、そしてAIを使用などによる要求でスタジオと全米俳優組合の折り合いがつかず、43年ぶりのストライキに突入してしまった。

これにより多くの映画やドラマ作品の撮影はストップ、さらには宣伝活動なども禁止されているため、日本では『ミッション・インポッシブル』のイベントでトム・クルーズの来日がキャンセルされてしまった。

非常に広範囲に影響が考えられる今回のストライキについて、業界最大手の一つであるウォルト・ディズニー社CEOのボブ・アイガー氏コメントをしている。

”それは私にとって非常に気がかりなことです。私たちはこれまで映画ビジネスに対する壊滅的な出来事や、直面しているすべての課題、進行中の新型コロナウイルスからの回復について話してきましたが、まだ完全に戻ったわけではありません。それに加えて、今は世界で最悪の時期で、混乱の最中です。組合員のために最大限の報酬を得て、自分たちが提供する価値に基づいて公平に報酬を受け取りたいという労働団体の願望は理解しています”

俳優組合が要求する内容については一定の理解を示すものの、コロナ禍からの回復期や世界情勢などを挙げて、ストのタイミングについては苦言を呈しているようにも感じる。
個々の要求についてどのように答えるかはコメントはしていない。

ちなみにジェームズ・ガン監督の弟で、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズではクラグリンを演じたショーン・ガンは、ボブ・アイガー氏の名前を出して、彼のような幹部陣が現場の俳優に比べてあまりに高額な報酬を得ていることを痛烈に批判している。

”1980年、CEOは最低賃金の労働者の収入の30倍を稼いでいましたが、いまのボブ・アイガーの収入は最低賃金の労働者の収入の400倍だ。それはとても恥ずかしいことだと思うよ、ボブ、鏡を見て、なぜそうなるのか聞いたほうがいいのでは?道徳的に大丈夫なのか?”

今回の俳優組合のストライキについてマーベル・スタジオの方は、内部のスタッフに向けたメッセージを出しており、その内容を海外メディアが伝えている。コメントは代表のケヴィン・ファイギ氏と、プロデューサーのルイス・デスポジート氏が書いたものだ。

”私たちは皆さんが各々のプロジェクトにどれだけのことを成し遂げてきたかを理解しています。そして、慎重に練られてきた計画を変更せざるを得ないことに、皆さんを失望するだろうが、絶えず変化することがこの業界の特徴であり、私たちのチームは予期しない課題に直面し、それに立ち向かうことに慣れている。皆がこの状況で最善を尽くしていることに深く感謝している。そして、新たな合意が近いうちに最終的に決定され、進行中の素晴らしい仕事を再開できることを皆さんとともに願っています”

現状脚本家組合もストライキの真っ只中であり、俳優組合とともにストライキを実行するのは60年以上ぶりだ。ハリウッド業界が大きな変革期を迎えていることは間違いないだろう。

今後も状況が変化し次第お知らせをしていく。

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