『デッドプール3』、FOX制作マーベル映画にも焦点 ー 監督「無視することはできない」

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マーベル・スタジオが制作をする映画『デッドプール3』は、元々20世紀FOXが制作していた『X-MEN』シリーズの外伝作品であり、世界観などもそれをベースにして進行していた。

その数年後、FOXがウォルト・ディズニー社に買収されて以降は、実質的に『X-MEN』シリーズは終了しており、人気を博した『デッドプール』シリーズのみが継続することになっている。

しかしメガホンをとるショーン・レヴィ監督海外メディアのインタビューのなかで、『デッドプール3』ではFOXのマーベル映画についても触れていくことをコメントしている。

”デッドプールとウルヴァリンはマーベルの象徴的なキャラクターです。具体的には20世紀FOX時代のマーベル映画の象徴的なキャラクターでした。そのため私たちは指を鳴らしたら突然、FOXの遺産が存在しなくなったという風に、無視をするつもりはありません。FOXはまた、ライアン・レイノルズのキャリア、ヒュー・ジャックマンのキャリア、そして私のキャリアを形作りました。ですから、そこには多くの歴史があり、FOXには多くのマーベルの歴史があります。そして確かに、それは私たちの物語の一部です。”

少なくとも『デッドプール3』では何事もなかったように、突然MCUシリーズに合流することはなく、しっかりとFOX時代の『X-MEN』などにも触れていきながら物語を作っていくと監督は明言した。

すでに『X-MEN』以外にも、20世紀FOXが制作した『デアデビル』のスピンオフ『エレクトラ』から、ジェニファー・ガーナー演じるエレクトラの登場も確定している。

MCU以前のマーベル映画のファンにとっても、蔑ろにされることなく、しっかりとその歴史を扱っていきながら、MCUへの合流を果たすのは嬉しい限りだろう。

ウワサレベルでは『X-MEN』のサイクロップスやジーン・グレイ、ストームなどのミュータントの登場の情報もあったり、同じくFOX制作の『ファンタスティック・フォー』にも触れるとの話もある。

マルチバースを本格的に扱う上に、今作ならではのメタ的な演出も相まって、非常に広い世界のマーベルキャラクターを扱っていくかもしれない。

果たして『デッドプール3』はどこまでのやりたい邦題を見せてくれるのだろうか?映画は2024年5月3日に全米公開予定だ。

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