『ブラックパンサー:WF』監督、ネイモアとDCのアクアマンの差別化で意識したことは? ー コミックでの重要なポイントも

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MCUシリーズの新作映画『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』には、新たに海底帝国タロカンの王としてネイモアがシリーズ初登場を果たしている。

海底で生き、超人的な力をもつネイモアはコミックでも長い歴史をもつキャラクターで、時にはヴィラン、時にはヒーローとして活躍している人気キャラクターとなっている。

そんなネイモアと常に比較されるのが似た設定を持つDCコミックスのヒーローのアクアマンだ。
コミックの設定ではいずれもアトランティスの王の海底人というほぼ丸かぶりなキャラクターなだけに、映画でどのように差別化していくのかも注目されていた。

この点についてライアン・クーグラー監督は海外メディアのインタビューのなかで、差別化のポイントを明らかにした。

『アクアマンが映画の世界に登場し、成功を収めたことでネイモアがアクアマンと差別化していくことは間接的にもひとつの指針となっていました。(中略)私たちにとってネイモアは緑のトランクスを履いていなければならず、足首には翼を持っている必要があります。そして性格も傲慢でなければならない。長寿で(陸と海)2つの世界の子供でありながらもどちらにも適合していない。そして自信家で危険なところもある。コミックのネイモアは自分の言ったことを必ず実行するキャラクターです』

設定は似ていながらも細かい能力や性格に関しては全く異なるキャラクターであるネイモアとアクアマン。ライアン・クーグラー監督はここに焦点を当てることで、映画での二人の海底人を差別化していくことに決めたと話した。

予告の時点からもアクアマンとは全く異なる雰囲気であることもわかり、文化的な面で見ても積極的に古代メソアメリカ文明の意匠を盛り込んでいた。
その取り組みのひとつとしてネイモア以外にも海底の国の名前がアトランティスからタロカンという独自なものへと再構築されたことも話題になっていた。

こうした演出によって見事にネイモアとアクアマンは全く別のキャラクターとして映画の世界でも成立させることに成功したのだ。

奇しくも2023年には新作『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』の公開も迫っており、2つの海底人ヒーローがどのように差別化されているかも改めて確かめる良い機会となっているだろう。

ネイモアの活躍が見れる『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』は2022年11月11日より劇場公開中だ。

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