『アベンジャーズ/エンドゲーム』ポータルシーンがここまで好評だった理由は? ー 作曲家「キャプテンの葬式のようなもの」

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MCUシリーズのインフィニティ・サーガのラストとして2019年に公開された映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、サノスによって消された人々がキャプテン・アメリカのピンチにポータルから駆けつけるシーンが有名で、今なおマーベルファンの間でも語られる伝説的なシーンとなっている。

まさに映画の最高潮を迎えるようなシーンとなっているこのポータルシーンだが、なぜここまでファンに受け入れられたかについて、今作で作曲家として参加したアラン・シルヴェストリ氏海外メディアに対してコメントし、今までにない絶望的な状況に立たされたキャプテン・アメリカが再び立ち上がることに大きな意味があったとコメントしている。

”ポータルシーンの映像はは圧倒的で、キャプテン・アメリカの強い信念が打ち砕かれることがなかった、感動的なシーンだと思います。(ポータルが開く前は)ある意味、彼の魂は死んでおり、希望もなく、諦めを感じていました。私たちやファンはこれまでの映画でこんな彼を見たことがありませんでした。キャプテン・アメリカにとって最も暗い瞬間に祝福が現れるのは、まるで聖書のようものです。そしてその祝福がまた別の祝福を呼び、さらにまた別の祝福がと続きます。”

キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは今までの単独映画や『アベンジャーズ』映画で、どんなに苦境に立たされても諦めることはなく、自らの信念を突き通してきたヒーローだった。

そこに大きな憧れを抱くファンも多いが、『エンドゲーム』でサノスやサノス軍にひとり立ち向かおうとする彼の姿はまさに絶望を表していた。最強だったシールドも破壊され、武器もほとんどない状態で立ち上がるキャプテンの姿は痛々しいものもあった。

このシーンについてアラン・シルヴェストリ氏は葬式のようなものもイメージしていたと言及している。

”基本的には葬式のようなシーンになっています。(ポータルが開いたシーンの)トランペットの音楽がキャプテン・アメリカを埋葬しているんです。しかしそこからキャプテン・アメリカが生き返るだけでなく、世界にいる全員が彼を助けに来るんです。キャプテンが死から蘇り、みなに支えられ、悪魔たちを倒すという、信じられないほど力強いイメージです。とても聖書的で感動的な出来事でした”

ポータルが開き、ティ・チャラが最初に姿を現すシーンでは、アラン・シルヴェストリ氏が言う通りトランペットがバックで流れており、アラン・シルヴェストリ氏によるとそれはキャプテン・アメリカを埋葬している状態をイメージしていたのだ。

そこから音楽は壮大に広がっていき、集まっていく仲間たちによってキャプテン・アメリカが蘇り、力強くサノス軍に立ち向かっていくシーンにつながっていく。

この実質的な死からの復活というのが、『エンドゲーム』のポータルシーンの大きく盛り上がったポイントだったとも言えるのだろう。

ジョー・ルッソ監督とアンソニー・ルッソ監督による映像ももちろんだが、アラン・シルヴェストリ氏が手掛けた音楽の妙もうまくハマったのが、この伝説的なポータルシーンを完成させたのだろう。

音楽面も楽しむことができる『アベンジャーズ/エンドゲーム』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

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