『アベンジャーズ/エンドゲーム』監督、キャプテン・アメリカが犠牲になることを選ばなかった理由は? ー 「それはわかりやすかった」

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2019年に公開されて大ヒットを記録したMCU映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、ラストでインフィニティ・ストーンを自ら使ってサノス軍を消滅させて全宇宙を救ったトニー・スターク/アイアンマンのラストは有名だろう。

今回今作でメガホンを取った共同監督のひとりであるジョー・ルッソ監督は、この犠牲がなぜキャプテン・アメリカではなかったかについて理由をセントアンドリュースのサンズ国際映画祭でのイベント内で説明してくれた。

『キャプテン・アメリカのキャラクターを考えると、彼が犠牲を払うことは明白なことだと思いますよね?自己犠牲を払うことは彼がしてきたことです。戦争でナチスと戦うために、自らを科学実験のモルモットとして申し出た男です。彼は本質的にはヒーローです。それほど複雑なことではありません。そのことは感情的にも影響を与えるかもしれないですし、とても好感を持てる人物ではありますが、必ずしも(キャプテン・アメリカが犠牲になることが)最も説得力のあるものではありませんでした。』

キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースは、ヒーローになる前から自己犠牲をいとわないキャラクターで、軍隊の訓練では偽の手榴弾から周りの人間を守ろうとして手榴弾に覆いかぶさることをとっさにやるなど、根本からヒーロー気質であることは描かれてきた。

そういった性格を考えると『エンドゲーム』で彼自身が自己犠牲を払うことは、言ってしまえば自然な流れで予想の範囲内だったとも言えるだろう。

逆にトニー・スタークは登場当初は利己主義的な男だったが、ヒーローとしての活動を通じて利他的なキャラクターへと変わっていった。そういった変化の最後として描かれたのが『エンドゲーム』でのラストだったのだろう。

監督はトニーを犠牲にすることを選んだことについても話してくれている。

トニー・スタークは死ぬはずだった(2008年『アイアンマン』冒頭)キャラクターだった。彼を犠牲にすることは説得力のあるものに見えたので、スタークを選びました。』

『エンドゲーム』でのスティーブ・ロジャースは最後にタイムトラベルで過去に戻り、ペギー・カーターとともに人生をやり直す道を選んだ。キャプテン・アメリカはサム・ウィルソンに受け継いで、自らはヒーローから引退した。最後の選択ある意味ではスティーブの最後の利己的な選択だったのかもしれない。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

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