『インヒューマンズ』はなぜ失敗した? ー 映画からドラマ化への経緯が明らかに

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2008年から15年以上に渡って展開をしているマーベル・スタジオのMCUシリーズ。

多くの輝かしい成功を収めてきたMCUではあるが、その最初の失敗作として挙げられるのがドラマ『インヒューマンズ』だ。
2017年にテレビ放送された『インヒューマンズ』は、ファンの期待に答えることができず、シーズン1で早々にシリーズは打ち切りとなった。

このMCU初の失敗作について公式本の「The Reign of Marvel Studios」では、今作が映画からドラマ化への経緯などが記録されている。

当時20世紀FOXが権利を所有していた『ファンタスティック・フォー』や『X-MEN』に対抗するために映画としてGOサインが出された『インヒューマンズ』は、のちにマーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏映画の脚本について満足できなかったために、公開スケジュールから除外をした。

その後マーベル・エンターテインメントは、当時マーベルのドラマなどを担当していたマーベル・テレビジョン代表のジェフ・ローブに対して『インヒューマンズ』をテレビ放送用のドラマ作品として制作するように命じた。

しかしタイミングが悪かったのか、そのわずか二ヶ月後に『エージェント・オブ・シールド』でもインヒューマンズが登場することとなった。

このほかにも『インヒューマンズ』がハワイでの撮影が行われたことから、後に制作された映画『エターナルズ』はハワイでの撮影を一切しないように指示されており、観客がドラマのことを想起することを避けるようにしたと記述されている。

ちなみに複数エピソードを担当した脚本家のスコット・バック氏は、Netflixのマーベルドラマ『アイアン・フィスト』の脚本も担当、このドラマについても当時非常に低い評価を与えられていた。

様々な舞台裏の動きによって成功することができなかった『インヒューマンズ』。
ドラマの後は長らくMCU作品では触れられることもなかったが、2022年公開の『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』では、アース838のイルミナティのメンバーとしてインヒューマンズの王であるブラックボルトが登場し、演じたのもドラマと同じアンソン・マウントであることで話題にもなっていた。

失敗作といえどもあくまでMCUシリーズにおいては正史扱いであるため、ほとぼりが冷め始めたころには本格的にインヒューマンズについても触れれていくかもしれない。

『インヒューマンズ』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

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