ワーナー・ブラザース、”DC映画10年計画”を発表 ー マーベル・スタジオに似たものを目指す?

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ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの2022年第2四半期決算発表が行われ、そこでCEOのデイビット・ザスラフ氏は、DCコミックスを原作とした作品に10年に及ぶプランがあることを明らかにした。

『私たちはワーナーを復活させて、素晴らしく高品質な映画を制作していくことです。DCは私たちのリストの中でもトップにあります。バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマン、アクアマンのようなキャラクターは世界中で知られているブランドです。これらのストーリーでファンを熱くさせられることは大きなチャンスですので、リセットを行いました。ビジネスを再構築して集中していきます。(中略)DCだけに焦点を当てた10年計画のチームがあります。これはアラン・ホルン(ウォルト・ディズニー・スタジオ会長)とボブ・アイガー(ウォルト・ディズニー・カンパニー取締役会長)がディズニーでケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオ代表)と非常に成果を出した構造に似たものです』

今回の発表ではいわゆる「選択と集中」に焦点を当ててワーナーの映画を始め、DCコミックスの映画のプランも大きく手を加えたことを明らかにしたザスラフ氏。10年計画が具体的にどのようなものかはわからないが、これまでマーベル・スタジオが行ってきた功績を真似るような進行をしていくことも明らかになっている。

おそらくその選択と集中のなかで公開キャンセルされたのが『バットガール』だったのだろう。今作を公開しないことによってワーナーには節税効果が得られるとされているため、今後の制作のためにも大きな決断をしたと思われる。

またコメントの中ではエズラ・ミラー主演の『ザ・フラッシュ』についても言及しており、現状では劇場公開を目指していることも示唆している。

このほかにもザスラフ氏はコメントの中で”品質”に重きを置いて、妥協することなく制作を進めていくこともコメントをしている。

DCEUシリーズは元々マーベル・スタジオのMCUシリーズのシェアード・ユニバースに着想を得て始められたもので、マーベルと同様にコミックでの長い歴史を持つDCコミックスの映画も同様に成功していくと見られていた。

ただ蓋を開けてみると、マーベル・スタジオほどの統率が取れていないことなどもあり、映画の評価も非常にマチマチなのとなっている。そのうえでの監督の降板やキャストの降板、パワハラ被害の告発などネガティブな出来事も続いたことから、すでに2013年のシリーズスタートから10年近く経ったいまでもシェアード・ユニバース作品としては安定できていないのが現状だ。

そこに大きくテコ入れをしていき、新たな10年でどのようにDC映画を立て直していくのかファンとしても見ものではあるだろう。

DCEUシリーズと、そことは独立した『ザ・バットマン』や『ジョーカー』のような映画が展開にも期待をしていきたいところだ。

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