『ソー:ラブ&サンダー』あの三人の俳優がカットされた理由とは? ー 監督が明かす

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※この記事には『ソー:ラブ&サンダー』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

MCUシリーズの『ソー:ラブ&サンダー』では、今までの『マイティ・ソー』シリーズに登場したおなじみにキャラクターが再登場しており、特にナタリー・ポートマン演じるジェーン・フォスターの再演には多くのファンが喜んだキャスティングだったことは間違いないだろう。

一方で実は惜しくもカットされながらも撮影には参加していた三人の俳優が存在した。
それが前作『マイティ・ソー/バトルロイヤル』グランドマスター役として出演したジェフ・ゴールドブラムと、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でストームブレイカーを作り出したエイトリ役のピーター・ディンクレイジ、そして役柄は不明だが女優のレナ・ヘディだ。

前者二人については以前にゴア役のクリスチャン・ベールが明かしていたのだが、なぜ彼らの出演シーンがカットされてしまったかについてタイカ・ワイティティ監督がカットする基準について明かしてくれた

『シーンをカットするときは、「これはどれだけ良くないのか、そしてこのシーンは入れるべきだったのか?」と自問します。私が作ってきた映画では同じぐらいの量のシーンをカットしてきたでしょう。(中略)もしかしたらそのシーン自体にも魅力的なところがあるかもしれないが、そのままにしていると観客の興奮が止まってしまうかもしれない。ならば映画にとって最適なことをしなければならないでしょう。』

ワイティティ監督はこれらのカットシーンの選考のシークエンスにおいて、俳優たちの出演シーンをカットしていた。
詳細な理由については明らかにしていないが、俳優たちのことについてはさらにインタビューのなかでコメントしている。

『ジェフ・ゴールドブラム、レナ・ヘディ、ピーター・ディンクレイジのカットされてしまった俳優たちは、皆が出演シーンがどのような役割をもっているかをちゃんと理解していました。』

ちなみにレナ・ヘディについては彼女の元エージェントから複数のプロジェクトでの紹介料不払いで訴訟を起こされている。そのなかにはカットされてしまった『ソー:ラブ&サンダー』も含まれているとのことだ。カットされた彼女への出演料がどれほど支払われたかについては明らかにされていない。

監督は別のインタビューのなかでも今作のディレクターズ・カット版が4時間以上に及ぶものであることを話していたが、彼自身はあまり興味が無いようで、今後も公開されるかについては可能性が低いと見られる。

ファンとしてはせめてどのような役割で出演していたかも気になるところだが、今後それらが明らかにされていくことに期待をしておこう。

『ソー:ラブ&サンダー』は2022年7月8日より日本でも劇場公開中だ。

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