『シー・ハルク』脚本家、あの最終話の経緯を説明 ー 「これがドラマの正しい結末」

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※この記事には『シー・ハルク:ザ・アトーニー』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

MCUシリーズのなかでもとんでもない終わり方をしたドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』

最終話では自身のプライベートをバラされたハルクキングのアジトに乗り込んだジェニファー・ウォルターズ/シー・ハルクは、その場にいたアボミネーションや、突如地球に帰還してきたハルク、さらにたタイタニアまで乱入して、もはや収拾がつかない事態になっていた。

そのな状況に我慢の限界がきたジェニファーはディズニープラスのメニュー画面を飛び出し、『マーベル・スタジオ アッセンブル』から現実世界に乗り込んできていた。そしてマーベル・スタジオの制作陣に苦情を言い、ボスのAIであるKEVINにも直接会って結末を自分の思うようなものに変更していた。

文章にすると何を言っているのかわからないが、それほどにぶっ飛んでいたラストではあったが、この最終話になった経緯について最終話にも出演していたジェシカ・ガオ氏マーベルの公式のインタビューでコメントした。

シー・ハルクは自分がドラマに出ていることを知っており、誰かが脚本を書いて糸を引いていることも知っている。今までのストーリーは多かれ少なかれ彼女にとって最善の利益が念頭に置かれていました。ただ最終話は彼女にとっては最善ではなく、裏切りだと感じていたのです』

ジェニファーが最終話の状況に怒って現実世界に乗り込んできた経緯を明らかにした。いままでのエピソードでも全てが脚本家の筋書き通りであることをジェニファーが知っていたというのも驚きではある。

ガオ氏はほかにもこの最終話が完成するまでは王道のエンディングのアイディアもあったことを明らかにしている。

最終話のアイディアとして20個ぐらいのバージョンを書き散らかしました。その時はマーベルのドラマなので、古典的なマーベルのエンディングがあったほうが良いと思っていました。ただ丸い穴に四角いブロックをはめるようなもので、どうしてもうまくいきませんでした。ケヴィン・ファイギそのようなエンディングをする必要は無いと言ってくれました。ケヴィンは「なぜそのように思うの?そのようなこと(古典的なもの)をする必要は無いです。このドラマはマーベルがやってきたことは全く違うので、最後も違うことをするべき」と言ってくれました。彼から許可を得たことで、背中を押されてすべてが変わりました』

当たり前ではあるが、ケヴィン・ファイギ氏からの許可も得た上で今回のラストになったことを明らかにした。
元々はヒーローたちがバトルするようなエンドもあったというが、たしかにマーベル映画やドラマとしてはお決まりのパターンではある。

それが悪いわけではないのだが、普通のマーベル作品とは違う『シー・ハルク』だからこそ、今回の終わり方に決めたのだろう。

このドラマにとってこの最終話は相応しいと感じています。ほかのマーベルのドラマには合わないでしょうが、「シー・ハルク」には正しい結末です。』

ファンの間では賛否両論がわくであろうラストであることはわかりきったことだが、おそらくこのようなことは今後も無いと思われる。今回限りの特別なものだと思えば、まだ納得いくところだろう。

果たしてシー・ハルクが別のMCU作品に登場した際、どのような化学反応が起きてしまうのか注目しておこう。

『シー・ハルク:ザ・アトーニー』はDisney+ (ディズニープラス)で全話配信中だ。

『シー・ハルク:ザ・アトーニー』が見放題

Disney+ (ディズニープラス)公式サイト

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