サンディエゴコミコン2020、開催中止の可能性 - オンライン開催も視野に

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毎年恒例となっているアメリカのサンディエゴで開催されるポップカルチャーの祭典「サンディエゴコミコン2020」が中止になる可能性が出てきた。

San Diego Comic-Con Likely To Be Cancelled Due To COVID-19, But Organisers Considering “Online Component”

元々7月に開催を予定しているが、新型コロナウイルスの影響が拡大する中で中止になる可能性があると海外メディアが報じている。今のところは公式発表はなく、現状のままならばスケジュール通りに開催されることになっている。

サンディエゴ ツーリズム オーソリティ(サンディエゴの観光案内所)のCEOであるJoe Terzi氏によると、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)の取り組みにより、この規模のイベントが7月に開催できる可能性は非常に低いと話している。

『イベントに関する私たちの経験から申しますと、7月にイベントを開催することは非常に困難です。他のイベントならば人々の距離を話すことができるかもしれないが、コミコンは全く異なる種類のもので、いわば巨大な人の海なのです。』

サンディエゴコミコンが中止になった場合、多くのホテルはキャンセル料免除の要求に応じる準備もできているとのこと。またコミコンの広報担当者であるデビッド・グランツァー氏は、すぐにでも中止の発表をすることを望んでいるともいわれている。そして同時にオンライン開催も模索していることが記事の中で言及されている。

現状ではアメリカでの感染拡大がいつ頃収まるのかは見通しが立っていない。そうならば傷が浅いうちに開催中止の決断が行われることは十分にあり得る。

世界中のポップカルチャーファンにとっても楽しみにしていた一大イベントだけに、中止になるのは非常に残念ではある。しかしオンライン開催という新しい試みも考えられるということで、こういった経験は今後の開催にも活かされていくかもしれない。

今後もコミコンについての新しい情報が入り次第お知らせしていきます。

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