WB代表、『ザ・バットマン』のDCU入りを希望? ー マーベルを意識してバットマン登場に急ピッチか
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DCスタジオが新たに作るシェアード・ユニバースのDCUシリーズは、今年にアニメ『クリーチャ・コマンドーズ』の配信が始まり、2025年7月には『スーパーマン』の公開も予定されている。
まだ本格的な始動までには時間がかかるが、DCUにはバットマン映画『ザ・ブレイブ&ザ・ボールド』の制作も予定しており、そちらのキャスティングについても注目されている。
そんな中で海外スクーパーからの情報によると、どうやらワーナー・ブラザース・ディスカバリーCEOデイビット・ザスラフ氏は、DCUのバットマン映画をできるだけ早くスクリーンに持っていきたいと考えているとのことだ。
さらに議論されているアイディアの中には、マット・リーヴス監督、ロバート・パティンソン主演の映画『ザ・バットマン PARTⅡ』の公開後に、このバットマンをDCUに持っていくというものあるようだ。
これが実現するアイディアかどうかはイマイチ現実味が疑わしいところではあるのだが、こういった議論がされている理由には、MCUシリーズを展開するマーベル・スタジオを意識していると見られている。
MCUシリーズもここ数年は低迷しているが、それでも『デッドプール&ウルヴァリン』のような大ヒット作品は生まれている。すでに15年以上も展開しているシェアード・ユニバースシリーズなだけに、固定のファンも相当数に獲得している。
そういった競合の動きに焦りを感じること自体は違和感ない。
しかし振り返ってみてほしい。ワーナーはそういった焦りによってDCEUシリーズを失敗させている。
DCEUは『マン・オブ・スティール』『バットマンVSスーパーマン:ジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』『ワンダーウーマン』と4作品しか公開していない段階で、クロスオーバー映画の『ジャスティス・リーグ』を公開している。しかも『スーサイド・スクワッド』は関連していないため、実質的に前3作品しか絡んではいない。さらにクロスオーバー映画でありながらフラッシュ、アクアマン、サイボーグなどはこの映画でほぼ初登場(『BvS』ではカメオ出演程度)となっている。
MCUの『アベンジャーズ』では6人のメンバーはそれまでに単独映画があったり、活躍シーンがあるなどそれなりに記憶に残る作品が公開された後に、クロスオーバー映画が制作されている。
MCUのような準備段階を経ずに、急いで『ジャスティス・リーグ』を作ったばかりに、思うよな結果がでなかったのがDCEUシリーズだ。
もちろん理由はそれだけではないし、DCEUシリーズの中でもヒット作は存在はする。しかしその場しのぎの方向転換などで、結局はこのシェアード・ユニバースを立て直すことができず、新たにDCUシリーズが始まるわけだ。
発表当初はDCスタジオ代表のジェームズ・ガン監督も、ワーナーからの横槍のようなことはないともコメントしていたのだが、先述の内容が事実であれば、始まる前から大きな不安要素が残ることになる。
焦る気持ちもわかるがDCコミックスにとっても重要なキャラクターであるバットマンを無理やり登場させても、ファンは混乱するだけだ。ましてや『ザ・バットマン』をDCU入りさせるのもかなりの大きな舵切りだ。
まずキャラクターを丁寧に描き、そしてシェアード・ユニバースとしての世界観を構築していくのが、DCEUの反省を活かすところだ。急ピッチに進めても粗が出てしまうのはMCUシリーズでも同じこと。
今後の展開次第でどのような形になるかはわからないが、まずはDCUシリーズを気持ちよくスタートダッシュさせてほしいところだ。
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