ジョン・ワッツ監督、『スパイダーマンNWH』以降のMCU離脱を語る ー 「自分のスタイルに戻るチャンス」

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トム・ホランド主演で製作されてきたMCUの『スパイダーマン』シリーズは、すべてジョン・ワッツ監督指揮の元で製作され、3作品すべてが世界的な大ヒットを記録した。

特に3作目の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は往年のスパイダーマンファンにとっても思い出に残る完成度で、多くの絶賛を受けていた。

ワッツ監督は以降に『ファンタスティック・フォー』の製作を予定していたものの、後のプロジェクトからは降板している。

当時は前向きな離脱であるとされていたが、ワッツ監督はこのことについて海外メディアのインタビューで沈黙を破り、自分のスタイルに戻るチャンスだったと話した。

”(『ノー・ウェイ・ホーム』は)本当に特別な瞬間でした。あの映画に対するリアクションは信じられないほどだった。こんなことは二度と起こらないだろう。(中略)アクション映画を撮るときは、楽しいアクションシーンはすべてセカンドユニットの監督に任せることもあります。マーベル映画ではやるべきことがたくさんあるので、仕事を分担します。クリストファー・ノーランのようにすべて自分でやれる機会はめったにありません。ただ今回の作品(『ウルフズ』)はすべてのショットを自分で撮りたいと思いました”

クリエイターとしてすべてのシーンの製作に携わることは、自分の子供のような映画を生み出す上では重要なことで、ワッツ監督も今回はそこを優先したのだと思われる。

MCU作品はシェアード・ユニバース作品ということもあって、なかなかすべてを自由に製作することは難しい。特にスパイダーマン映画においてはマーベル・スタジオだけではなく、権利元のソニー・ピクチャーズも絡んでいるため、より利害関係者の多い作品となっている。

こういった状況を考えればワッツ監督は非常にうまくやっていたのだが、あまり表には出ない気苦労のようなものをどうしても感じ取ってしまう。

監督としてはある程度裁量が許された状況での作品製作は魅力的に映るのだろう。

ちなみに『ファンタスティック・フォー』降板については具体的にコメントはしていないものの、彼の言葉から自身のキャラクターとして扱うことが難しいと判断したために、今回の決断に至ったのだと思われる。

”スパイダーマンはこれからはもスタン・リーとスティーブ・ディッコの作品です。今回は私にとって自分の声、自分のビジョン、自分のスタイルに戻るチャンスでした。『ウルフズ』は私のものです。それは本当に良い気分です。”

『ファンタスティック・フォー』は現在マット・シャックマン監督がプロジェクトを引き継ぎ、『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ』として撮影が進んでいる。

『ノー・ウェイ・ホーム』の続編となる『スパイダーマン4』についてはまだ監督が見つかっていないようだが、ワッツ監督が築き上げてきた世界観をどのようにして拡大していくのかは注目をしておきたいところだ。

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