トッド・フィリップス監督、『ジョーカー』は”本物のジョーカー”ではない可能性を示唆

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世界中で話題となり、R指定映画としても最高の興行収入をたたき出したDC映画『ジョーカー』。2020年1月には早くもホームリリース版や、初の日本語吹き替え版がリリースされる予定ですが、いまだに今作は多くの議論や推測を呼んでいます。

メガホンをとったトッド・フィリップス監督は、その議論にさらに拍車をかけるようなコメントをしています。

様々な要素が組み合わさったジョーカー

『ジョーカー』を製作したトッド・フィリップス監督は海外盤DVDに収録されている「Joker: Vision & Fury」の中で、アーサー・フレック/ジョーカーが、本当のジョーカーではない可能性を示唆しています。

Joker Director Todd Phillips Says Arthur Fleck Might Not Be the Real Joker

『映画は様々な視点でみることができます。アーサーはジョーカーではないかもしれない。(中略)これは数ある中の1つのジョーカーの起源のストーリーです。これはある男が精神病院の中で話しているストーリーです。アーサーが世界で最も信頼できるナレーターとは思いませんね。

理論の1つには、本編のラストで精神病院のなかで精神科医とみられる女性と面会するアーサーが「面白い話を思いついた」というセリフがあり、その内容こそが映画のストーリーそのものだったのではないかと推測されています。要するにすべてがアーサーの頭のなかで組み立てられた妄想であるという説ですね。

トッド・フィリップス監督のコメントはその可能性を推すように、アーサーのことをナレーターと表現しています。しかし妄想癖のあるアーサーのナレーターは世界で最も信頼することができないともしているため、どこまでが現実でどこまでが妄想であるのかははっきりしていません。

コミックファンの間では以前から、アーサー・フレックのジョーカーはバットマンの宿敵として登場してきたジョーカーとは別人で、アーサーに影響を受けた人物がのちの有名なジョーカーとなったのではないかという説を唱える者もいます。

その説を裏付ける理由の1つには、バットマンとなるブルース・ウェインとの年齢差です。親子ほども年の離れたアーサーとブルースがのちに宿敵として対決していくとは到底想像しがたいですよね。

もちろんあの世界に本当にバットマンが誕生するかはわかりません。アメコミを原作に持ちながらも、他のアメコミ映画とは一線を画す今作は、ファンが思うようなおなじみのものになるとは限りませんからね。

『ジョーカー』は2020年1月29日にBlu-ray&DVDセットが発売予定、1月8日には先行デジタル配信が開始される予定です。

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