『ゴジラxコング:新たなる帝国』監督、モスラの存在に言及 ー 「モスラはまさに天使」

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※この記事には『ゴジラxコング:新たなる帝国』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

レジェンダリー・フィルムが制作しているモンスターバース新作の『ゴジラxコング:新たなる帝国』

今作には予告編の時点からモスラが復活することが確認されており、日本の怪獣ファンにとっても嬉しいサプライズがあることが期待されている。

そんなモンスターバース世界のモスラについて、監督のアダム・ウィンガード監督海外メディアのインタビューで言及し、モスラがどういった存在なのかについて話している。

”この映画にはゴジラ、コング、モスラが同じ画面に映るシーンがある。この3匹でフレームが埋め尽くされるなんて信じられない。特に昭和映画のファンにとっては、夢のようなショットだ。(中略)この映画はコングにとっては地獄行きのようなもので、スカーキングの下で虐げられているコングたちにとっては、モスラはまさに天使のようで、精霊なのです。それが彼女をキャラクターとして非常に幻想的にアプローチした理由です。モンスターバースの大きな器であり、偉大な交渉者のような存在です。”

モスラはモンスターバースにおいても女性として区別されており、モスラの存在はほかの怪獣たちとは大きく異なる形で描かれている。

初登場した『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』でもゴジラに味方する怪獣として登場し、最期はゴジラがキングギドラを倒すために力を与えていた。

またアダム・ウィンガード監督はモスラとゴジラの関係についても話している。

誰もがモスラを尊敬している。私が思うに、すべての怪獣たちがモスラが行うことをそのままやらせてあげている唯一の怪獣であり、さらにゴジラが心から尊敬している怪獣なのです。ゴジラはモスラの意見を尊重します。もし彼女が「聞いてくれ、君の助けが必要だ」なんて言ったら、ゴジラは聞いてくれるでしょう”

監督が言ったようなゴジラとの交渉シーンは、1964年に公開した映画『三大怪獣 地球最大の決戦』で、キングギドラを倒すためにモスラがゴジラ、ラドンに協力を要請するシーンもあり、モンスターバースでもそれを意識した関係性をアイディアのベースにしていたのかもしれない。

最後に監督は『キング・オブ・モンスターズ』と今作のモスラが同一の存在なのか、それとも別の個体なのかに疑問について言及をした。

”私が言うことは必ずしも正史というわけではないですが、彼女が何者なのかを必ずしも人々に伝えたいとは思っていません。このバージョンのモスラがどんなものなのか、私自身には考えはありますが、今後それを伝えていくことも楽しいことでしょう。きっとさらに探求していくことになる”

ゴジラ、コング、モスラたちの関係性を観ることができる『ゴジラxコング:新たなる帝国』は2024年4月26日に日本公開予定だ。

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