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です。ウォルト・ディズニー社は、ディズニー作品だけではなく、ピクサーやスター・ウォーズ、マーベルなどの複数のIPを有している、世界でも稀な巨大なコンテンツ企業である。
毎年大量の映画を公開してきている同社だが、ここ数年ではDisney+ (ディズニープラス)のサービス開始によって、オリジナルドラマやアニメの制作にも力を入れてきた。
しかしそれが仇となってか、近年では作品ごとの質の低下や、ヒット作がなかなか生まれない現状が報告されており、Disney+ (ディズニープラス)の会員数の増加も鈍化していると言われている。
そんな中でウォルト・ディズニー社のCEOであるボブ・アイガー氏はコメントのなかで、今後は劇場公開作品の数も縮小させ、より少ないプロジェクトへリソース配分を行うことで、作品の質の向上を目指すことを明言している。
”会社全体で価値を生み出す映画スタジオのクリエイティブな成果を強化する必要がある。これを達成するために、私たちはすべての事業を推進する中核となるブランドとフランチャイズに重点を置き、全体的な生産量を削減することで、より少ないプロジェクトに集中して品質向上をしていく。新鮮で魅力的なオリジナルIPの制作に向けた努力を継続できるようにしていく”
以前にも同様に作品数の削減によって、個別の作品の質向上を目指していくとコメントしており、改めて会社としての方針を明確にした形だ。
劇場作品に限ってコメントしているが、おそらくDisney+ (ディズニープラス)の配信作品も対象であり、現にマーベル・スタジオが制作するドラマ作品についても、一時期比べると発表される数も格段に減っている。
また配信延期や公開延期もあることから、時間をかけて作品の質向上に取り組んでいると見られる。
多くのIPを抱えているだけに、多くのファンも抱えているディズニー。今後もファンからの厳しい目は注がれていくだろうが、かつてのように質の高い作品が供給されていくことに期待をしておこう。