DCUシリーズ:チャプター1『神と怪物』解禁 ー スーパーマンやバットマンなど10作品

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DCスタジオを代表するジェームズ・ガン監督とピーター・サフラン氏の二名によって、遂に新たなDCUシリーズが解禁された。

スタートは「チャプター1:Gods and Monsters(神と怪物)」と名付けられ、いわばMCUシリーズのフェイズ方式に似た構成でシリーズが進めれることとなった。

作品は映画と配信作品をあわせて合計10作。
DCUは6月公開の『ザ・フラッシュ』でリセットされ、スーパーマンの映画を皮切りに本格的なスタートを目指すとのことだ。

『スーパーマン:レガシー(原題)』2025年7月11日公開予定(米国)

『スーパーマン:レガシー』はかねてからガン監督からも言及されていた、若いスーパーマンに焦点を当てた作品。
ジェームズ・ガン監督自身が脚本を執筆し、スーパーマンがクリプトンの遺産と人間としての生き方のバランスを取っていく姿が描かれる。

ヘンリー・カヴィルは降板しているため、新たな俳優によってスーパーマンが描き直されることとなる予定だ。

映画は2025年7月11日に全米公開予定

『ジ・オーソリティ(原題)』公開日未定

かつてワイルドストームで展開されていた『ジ・オーソリティ』の実写映画。
ウォーレン・エリス氏とブライアン・ヒッチ氏の二名が作成したコミックシリーズで、DCUシリーズとしては大規模なヒーローチーム映画になる予定だ。
映画は現在ミステリー作家によって脚本が書かれている。

ジ・オーソリティのメンバーは自分たち自身で問題を可決するために、正しいと信じていることを行っていく。

『ザ・ブレイブ&ザ・ボールド(原題)』公開日未定

5代目ロビンであるダミアン・ウェインとバットマンの関係に焦点を当てた映画。
グラント・モリソンのコミックにインスパイアされた内容で、ブルース・ウェインとダミアンの父と子の物語を描いていく。

ロバート・パティンソンやベン・アフレックのバットマンとは完全に別の新しいバットマンとなる予定だ。

今作は次の『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー(原題)』に繋がっていく。

『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー(原題)』公開日未定

スーパーマンの従姉妹であるカーラ・ゾー゠エル/スーパーガールの単独映画。今作はトム・キングが2021年から2022年にかけて連載した同名のコミックに基づいている。
ジェームズ・ガン監督は、このスーパーガールを「はるかにハードコア」だと表現している。

『スワンプシング(原題)』公開日未定

植物学者アレック・ホランドが実験の失敗によって誕生した植物の怪物・スワンプシングの姿を描く。
映画ではオリジンの物語が展開されていく予定だ。

今作は他のどのDCUプロジェクトよりも深くホラーに飛び込んでいくと説明されている。

過去には複数の映画やドラマ化もされてきたDCの人気キャラクターだ。

『パラダイス・ロスト(原題)』配信日未定

HBO Maxオリジナル作品として配信される、ワンダーウーマンの故郷のセミッシラを舞台にした物語
アマゾン族に焦点を当て、『ゲーム・オブ・スローンズ』にインスパイアされたファンタジーシリーズとなる。

女性しか住まない島で、その起源と政治的な陰謀に焦点が当てられる。

ガル・ガドット演じるワンダーウーマンが登場するかは不明。

『ウォラー(原題)』配信日未定

『スーサイド・スクワッド』、そしてジェームズ・ガン監督自らがメガホンを取った『ザ・スーサイド・スクワッド』に登場したアマンダ・ウォラーを主人公としたHBO Maxのスピンオフ作品。『ピース・メイカー』に引き続き2作品目のスピンオフとなる。
主演は映画でアマンダ・ウォラーを演じたヴィオラ・デイヴィス。

『ブースターゴールド(原題)』配信日未定

未来のゴッサムシティに住むマイケル・ジョン・カーターを主人公としたHBO Max作品。
リージョン・オブ・スーパーヒーローズのガジェットを使ってスーツを作成、バイト先の博物館の警備ロボとともに過去に飛んでヒーロー活動を行っている。

『クリーチャー・コマンドーズ(原題)』配信日未定

第二次世界大戦で吸血鬼、狼男、フランケンシュタインの怪物たちが所属する軍の超人たちのチームがナチスと戦う様子を描く。脚本は全7話をジェームズ・ガン監督自身が執筆する。
DCU初のアニメ化作品

『ランタンズ(原題)』配信日未定

ハル・ジョーダンジョン・スチュワートの両方に焦点を当てたグリーン・ランタンのHBO Max作品。

探偵物のようなミステリー作品で、映画での大きなDCUストーリーに結びついていくミステリーを調査していく。
この作品はかねてから制作が予定されていた『グリーンランタン』のドラマ作品の完全な置き換えとなる。

『ザ・バットマン - PARTⅡ(原題)』2025年10月3日公開(米国)

ロバート・パティンソン主演、マット・リーヴス監督の『ザ・バットマン』の続編
現在脚本執筆中で、DCUとは完全な別世界として描かれる独立したシリーズ

この他にもコリン・ファレル主演のスピンオフドラマ『ペンギン』や、ゴッサム市警やアーカム・アサイラムを舞台にしたドラマ制作も行われている。

2025年10月3日に全米公開予定。

シェアと独立シリーズの同時並行は継続

以上が今回発表されたのはDCUシリーズと『ザ・バットマン』の続編映画だ。
『ザ・フラッシュ』で世界観がリセットされ、新たに『スーパーマン:レガシー』から本格的にスタートを切ることになる。

一方で『ザ・バットマン』や、制作が進められているホアキン・フェニックス主演の『ジョーカー』はDCUとは別の世界で展開され、現時点ではクロスオーバーする予定もないようだ。

残されたDCEU映画には2023年内に『シャザム!~神々の怒り~』『アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム』の公開を控えており、後者はリセット後の『ザ・フラッシュ』の公開後になるため、DCUにおいてどのような扱いになるかも注目だ。

『ブルービートル』も2023年に公開を控えており、DCUと連動することになる。

プロジェクトとしてはキアヌ・リーブス主演の『コンスタンティン2』なども存在しているが、DCUシリーズとの関係性は不明。

今回発表された新作以外にも、かつてバットマンを演じたベン・アフレックは何らかの作品で制作サイドへと参加することになり、監督として映画の制作に関わっていくことになる。

ウワサにあるアクアマン役のジェイソン・モモアのロボ役へのリキャストについてジェームズ・ガン監督は、「二人のキャラクターを演じることはできない。彼には非常に満足している」と言及しており、明確な答えは無いが、いずれにしても何らかの形でDCUに関わっていくことが示唆されている。

『ザ・フラッシュ』で復活するマイケル・キートンのバットマンについてはピーター・サフラン氏は「可能性は常にある」とし、ガン監督も「まだマルチバースにいる」と付け加えた。

新たにDCUシリーズとして生まれ変わることになるDCコミックス映画&ドラマ。
果たして今度こそ起動に乗せて、DCのシェアード・ユニバースを成功に導くことができるのだろうか?

今後の新しい情報に注目をしておこう。

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