『ファンタスティック・フォー』MCU参加は難しい?ドイツ制作会社の複雑な関係とは

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マーベルを傘下におくディズニー社が、21世紀FOXから映画・テレビ事業を担う20世紀FOXを買収する動きが報じられたのは11月はじめのこと。交渉は急速に進み、正式発表も間近となっているようです。

20世紀FOXが所有するマーベル作品『X-MEN』『ファンタスティックフォー』が、マーベル・スタジオのMCUに参加するのも夢ではなくなりそうですね。

ただX-MENは上手くいきそうですが、どうやらファンタスティックフォーはそうでもないらしい・・・。

『F4』のややこしい歴史。幻の実写作品も。

What Would Disney And Fox Deal Mean For Fantastic Four?

その昔、マーベルは経営的に厳しい時代があり、自身のキャラクターの映画化権や配給権を売りに出したことがあった。
『スパイダーマン』関連はソニー・ピクチャーズ、『ハルク』関連はユニバーサル・ピクチャーズ、そして『X-MEN』は20世紀FOXへと渡りました。
スパイダーマンとハルクに関しては権利は戻っていませんが、一時的に協力関係にあるためMCUシリーズにも登場しています。

そのうち『ファンタスティックフォー』はドイツの制作会社「コンスタンティン・フィルム」へ渡っています。
コンスタンティン・フィルムはB級映画界の帝王ロジャー・コーマンによって超低予算で映画製作もしています。


※この動画は幻の『ファンタスティックフォー』を追ったドキュメンタリーの予告。

1994年公開するはずだった今作は実際に公開することはなく、ビデオ販売もされていない。まさに幻の作品。

その実は『ファンタスティックフォー』の映画化権の期限切れが迫ったコンスタンティン・フィルムが1ヵ月ほどで早急に制作させた映画で、最初から公開するつもりはなかったというなんともお粗末な事情が存在します。

その後、1999年には20世紀FOXと契約して同作品の権利をシェアしている。後はご存知の通り、コンスタンティン・フィルムはFOXと共に2005年、2007年、2015年と3度実写映画を製作してきました。

『ファンタスティックフォー』にはこのようなややこしい歴史をもっています。そして未だにコンスタンティン・フィルムが権利を所有していと言われている。

スパイダーマンのように協力関係になるかがカギ

もちろん20世紀FOXがディズニーに買収されても状況は変わることはないでしょう。ディズニーも同様に『ファンタスティックフォー』の一部の権利を持つことになります。

ただ近年公開された2015年の作品の興行収入を見ると、コンスタンティン・フィルムだけで『ファンタスティックフォー』を盛り上げていくのには無理があるように見えます。様々な事情があるにせよ、2015年の映画はマーベル史上最悪とまで言われています。

逆に『アメイジングスパイダーマン』シリーズが興行的に振るわなかったソニー・ピクチャーはも、調子のよいマーベル・スタジオと組むことによってもう一度スパイダーマンというキャラクターを盛り上げることに成功しました。

このような前例を考えると、コンスタンティン・フィルムが20世紀FOXから継続してディズニーと協力関係を結ぶ可能性も十分に考えられますし、マーベルヒーロー全員集合のカギとなるでしょう。

マーベルファンとしてはやはりMCU版『ファンタスティックフォー』が見たい。
今のところこの権利関係がどうなるのかは不透明ではあるものの、どうにかX-MENと一緒に4人の超能力者もマーベルへ戻ってきてほしいというのがファンとしての望みです。

とりあえず今はディズニーと20世紀FOXの行く末を見守ることとしましょう。

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