『キャプテン・アメリカ』3作目は『シビル・ウォー』ではなかった? ー ケヴィン・ファイギが初期案を却下していた

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MCUシリーズとしていまなお名作として名高い映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
今作はソコヴィアでの事件をきっかけにアベンジャーズが内部分裂をしてしまうという物語を描いており、同時にウィンター・ソルジャーことバッキーとスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカの二人の再会や、トニー・スターク/アイアンマンとウィンター・ソルジャーの隠された因縁などが明らかにされている。

そんな『シビル・ウォー』、当初はこのシビル・ウォーのイベントは起きないことが想定されていたことをマーベル・スタジオのネイト・ムーア氏明らかにしている

『私たちは「キャプテン・アメリカ3」を作っていて、うまくいっていました。ウィンター・ソルジャーが戻ってきて、ファンは興味を持っていました。ウィンター・ソルジャーのストーリーを描いていき、キャップとバッキーが最終的にまた再会することを望んでいました。そしてをジモも使いたいと考えていましたね。ご存知のように、彼は明らかに昔からのキャップの悪役です』

この段階ではウォンた~・ソルジャーとキャプテン・アメリカの二人の物語をもう一度描き、ヴィランとしてもジモが登場すること自体は大きく変わっていないようだ。ただシビル・ウォーのような大規模な分裂を描くことはまだ考えていなかったとのこと。

ムーア氏はこのアイディアをマーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギ氏に伝えてストーリーを書いたというが、ファイギ氏は「シビル・ウォーをやるべきだと思う」とコメントしてムーア氏の初期の案を却下したのだ。

『ケヴィン、「シビル・ウォー」をやるためのものの半分はまだMCUにはありません。ニューウォリアーズも登場していない。これはシビル・ウォーをできない理由なんです。そしたら彼は「一度家に帰って、もう一度読んで、それについて話しましょう」と言った』

コミックでの『シビル・ウォー』はニューウォーリアーズというヒーローチームが起こした事故が原因ともなっているため、充実にコミックと同じことを描くのならば彼らの存在も欠かすことはできないのだ。

ただそこをうまくクリアして、ワンダ・マキシモフが誤ってワカンダの市民の命を奪ってしまったことから端を発してソコヴィア協定の話が持ち上がり、アベンジャーズが分裂することになっていた。

コミック通りにはやらずとも、その軸は大きくぶらさずにうまく溶け込ませているのがこのMCUシリーズだ。
ムーア氏が最初に提案した内容でも十分面白いとは思うが、そこにシビル・ウォーの要素を入れることで物語をまた一つ上の段階に上げることができているのはさすがと言えるだろう。

『シビル・ウォー』で起きた因縁はその後の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でも続き、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の冒頭でも再びスティーブとトニーが言い合いをしてしまうほどに溝が深まっていた。

しかしサノスに奪われた人々を取り戻すために二人は再びアベンジャーズとして活躍することになったのだ。

紆余曲折を経て制作された『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

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