『ブラックパンサー:WF』キルモンガーの登場の理由は? ー 「彼も失う経験をした」

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『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』ではブラックパンサーで兄でもあったティ・チャラを失ったシュリは、タロカンのネイモアの襲撃によって更には母のラモンダまでも失ってしまった。
この喪失感に突き動かされた彼女はブラックパンサーの力を得るために人工的にハーブを完成させ、先祖たちに会うことができる不可思議な空間に行くシーンが今作でも描かれていた。

そこでシュリはティ・チャラ、またはラモンダが現れることを願っていたのだが、そこにいたのは王座に座るキルモンガーだった。
キルモンガーはご存知の通り前作のヴィランであり、ワカンダへの恨みを持ち、血縁関係としてはシュリの従兄弟にあたるキャラクターだ。

一見するとシュリとキルモンガーは終始対立するようなシーンともなっていたが、この意図についてプロデューサーのネイト・ムーア氏海外メディアのインタビューで必要性があったことを明らかにした。

”映画の重要な瞬間です。ハート型のハーブを手に取ったときのシュリの心境を物語っていると思います。そして、それは彼女が望んでいたものではなかった、おそらくそれは彼女にとっては必要なものだったと思います。マイケル・B・ジョーダン自身は、キルモンガーを再演することに本当に興味を持っていました。特に、ライアン・クーグラー監督が、今回の役割を彼に提案したときは特に興味を持っていました。(中略)物語的にもふさわしいと思ったし、繰り返しになりますが、キルモンガーも私たち全員も同じ喪失を味わっています。したがって、この映画に彼が登場することは、観客にとってカタルシスになることを願っております。”

キルモンガーはスパイ活動をしていた父ウンジョブがユリシーズ・クロウに加担したために、兄であるティ・チャカに殺害されている。キルモンガーは父を失ったことでワカンダにクーデターを起こすまでに復讐心を肥大化させてしまっていた。
シュリも境遇としては似ており、ネイモアに母を殺害されたときにはキルモンガーと同じように復讐心に支配されそうになっていた。

そんな彼女の目の前にキルモンガーが現れたことは、彼女の成長にとっても大きな意味があったことを察することができるはずだ。

キルモンガーをただのカメオ出演ではなく、ストーリーにおいても意味のある完璧な再登場の方法だった評価できるだろう。
改めてキルモンガーとシュリの境遇を重ね合わせながら映画を見返してみると新たな発見があるかもしれない。

『ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

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