『ブラックキャナリー』&アローバースが消滅の危機? ー 制作会社代表が撤退を示唆?

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DCコミックスの映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OR PREY』のスピンオフとして制作が予定されている配信映画『ブラックキャナリー』
そしてDCドラマのシリーズとして10年以上にわたって展開されてきた通称アローバース

前者は目立ったアップデートが無く、後者は次々にドラマの製作終了が続いているためにすでに終わりを向けようとしていると伝えられている。

そんな2つに対してワーナー・ブラザース・ディスカバリーのCEOと、The CWの新社長縮小傾向にあることをコメントしている。

まずワーナーCEOデイビット・ザスラフ氏は同社の収支報告のなかで、HBO Maxでの配信限定映画がファンを作ることに寄与しないことをコメントし、今後は注力していかないことを示唆している。

『うまくいかないことを学びました。そして配信映画は私たちがしてきたことを見るに、あまりうまくはいかないものでした。(中略)私たちが劇場で公開する用の2時間40分の映画をストリーミングで直接配信しても、HBO Maxにとって、視聴者数、維持率、またはサービスへの愛着という点では、何の効果もありませんでした。』

ザスラフ氏は劇場公開をせずいHBO Maxにストリーミング配信しても、サービス自体に何ら寄与することがなかったことを明らかにした。
細かい要因については明らかにしていないが、予算に対する思っているほどの効力がなかったことを話した。

今回のコメントを考えるに、おそらく今後は配信用映画に注力はしていかないことが推測される。

そのため『ブラックキャナリー』の制作も危うくなるだろう。おそらくは劇場公開作品として制作する選択肢もないように思えるため、今のままでは『ブラックキャナリー』も制作中止になってしまう。

振り返ると、すでに撮影が終了していたにも関わらず、配信も劇場公開もしないことが決定された『バットガール』という前例も存在している。『ブラックキャナリー』のようにまだ制作が進んでいない段階ならば、ワーナーにとっても傷も浅く済むために、中止になる決断が下される可能性は高いだろう。

次にThe CWの新社長ブラッド・シュバリツ氏海外メディアのインタビューのなかで、DCドラマを作ることは収益構造として同社に利益をもたらさないことをコメントした。

『私たちは革新的でなければなりません。これらの番組はCWが一定のライセンス料を支払っていても、CBSとワーナーはそれらのドラマを国際的に収益化することができます。さらには自分のプラットフォームか、他のプラットフォームにライセンスを付与することで収益化することもできます。また私たちにはNetflix でトップの人気を得ている「In the Dark」や「Dynasty」のようなCW製の小規模な番組もありますが、TheCWは収益を上げていません。私たちはコンテンツを作成するときに確実に収益を上げることができるように、方法を再考する必要があることです』

つまりはDCドラマを制作し続けても、ライセンス料を支払うことになり、CWとしては大きな利益を上げることができないということだ。さらに自社が作ったドラマでもライセンス料を支払わないと他の活用もすることができないのだ。

これではCWもビジネスとしては長く続けることができないだろうし、その代表として今後はDCドラマを縮小していくのも理にかなっている。

こういった理由からアローバースは縮小傾向にあり、次の『フラッシュ』の新シーズンで実質的に終了することになるのだ。

大きな転換期を迎えているDCコミックスの映画やドラマ作品。果たして次の未来にはどのような展開を彼らは計画しているのだろか?今後の動きに注目をしておこう。

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