『ブラックアダム』はヒーロー映画に「生ぬるい」と喝を入れる超快作!-ポスクレシーンにはあの人物が登場!

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さくし

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※この記事には『ブラックアダム』や関連作品のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。

DCEU話題の新作ブラックアダムがついに公開!

今回はざっと『ブラックアダム』に関しての感想レビューをしていきます!
※この記事には『ブラックアダム』のネタバレが含まれています。苦手な方はご注意ください。

『ブラックアダム』あらすじ

物語の始まりは5000年前のカーンダックという国。ある時から暴力で民を支配するアクトン王が現れ、魔力を秘めた鉱石エタニウム採掘に民を使役し奴隷のように扱っていた。エタニウムでサバックの冠を作り力を手に入れるためだった。王の抑圧に耐えかねた少年は民衆を扇動し支配に反発するも、王にとらえられ処刑されそうになってしまう。しかし間一髪のところで魔術師評議会が少年を助け、ヒーローにふさわしいとしてシャザムの力を授ける。そしてヒーローは王に反乱、民を支配から救ったのだった。

時は流れ現在。カーンダックは今も別の支配者インターギャングに支配され、民は不自由な生活を強いられていた。考古学者のアドリアナ(サラ・シャヒ)は仲間たちとサバックの冠を遺跡にて発見するもギャングに見つかってしまい殺害されそうになってしまう。アドリアナが間一髪のところで足元に書いてあった呪文シャザムを唱えると、5000年の眠りからテス・アダム(ドウェイン・ジョンソン)が復活。銃も一切効かないテス相手にギャングは手も足も出ずに敗北。しかし最後のギャングが持っていたエタニウムの攻撃でテスはダウンしてしまう。

テスが目を覚ますと子供部屋。アドリアナの息子アモンが見守っていた。アモンは弾圧から解放してくれるヒーローが現れたと歓喜するも、テスは相手にしない。カーンダックを周回し、5000年という年月に戸惑いつつも、その間に再びギャングに捕まったアドリアナとアモンを助けた。

そんな中、ブラックアダムの復活を察知したアマンダ・ウォラー(ヴィオラ・デイヴィス)は、ヒーローチーム「ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)」を収集し、ブラックアダムの拘束を命じる。
JSAはメイスをまとい戦うホークマン(オルディス・ホッジ)、未来予知や時空を超えた攻撃が可能なドクター・フェイト(ピアース・ブロスナン)、新人であるナノテクと竜巻を操るサイクロン(クインテッサ・スウィンデル)、分子レベルで巨大化できるアトム・スマッシャー(ノア・センティネオ)を集結させ、ブラックアダムの元へ向かった。カーンダックではブラックアダムがギャングと戦闘している真っ最中であり、チームはギャングを容赦なく殺すブラックアダムと対立、戦闘となる。
ブラックアダムの力は絶大で抑えるのにも一苦労する。そんな中、ドクター・フェイトはアドリアナがサバックの冠を持っていることを察知し問い詰めるが、アドリアナはアモンに冠を託し逃走する。アモンが家に戻ると、アドリアナの仲間であったはずのイシュマエル(マーワン・ケンザリ)が家にいて、冠をよこせと銃を突き付けてくる。間一髪のところで逃走するアモンだったが、建物はギャングに取り囲まれてしまう。アドリアナが懇願し助けに向かうブラックアダムだったが、あと一歩のところでアモンを連れ去られてしまう。イシュマエルは、テスに滅ぼされた王の末裔だった。

アモンの救出という目的で利害が一致したJSAは協力してギャングを追い詰め、イシュマエルを殺害する。そしてブラックアダムは驚きの出自を明らかにする。

カーンダックの英雄となる為力を受け取ったのは実はテスの息子・フルットであり、テス・アダム本人ではなかったのだ。フルットのブラックアダムを倒せないと知った王政はフルットの家族に手をかけ、息が切れる寸前にシャザムの力を使ってテス・アダムはフルットに助けられた。その瞬間、フルットは矢で撃たれてしまい命を絶たれてしまう。怒りに身を任せたテスは、息子から授かった力で国を滅ぼしたのだった。自らをヒーローではないというテスはシャザムと唱え力を失い、JSAに身柄を拘束され、水中の監獄に捕らえられることとなった。

しかし殺害したというイシュマエルは実は悪魔に会うためにわざと命を落としていた。悪魔と契約しサバックとなったイシュマエルはカーンダックの制圧に出る。JSAは抵抗するもドクター・フェイトが命を落としてしまう。ドクター・フェイトは命を落とす直前にサバックを倒せるのはテスしかいないとしてテスを逃がす。自分をヒーローではないとしつつも、強い力を街を救うために使うことを決意。再びシャザムと唱え力を発揮し、カーンダックへ向かう。

カーンダックはサバックの力で亡者の兵士が街で暴れだし、混乱に陥っていた。しかしブラックアダムが登場しホークマンらと力を合わせサバックに立ち向かい、街では民衆が団結し兵士と戦っていた。ドクター・フェイトの残した兜の力も使いサバックを追い詰め、ブラックアダムが遂にとどめを刺した。

カーンダックの玉座に座り民衆のリーダーとなったテスはブラックアダムとして、街を守っていくと約束した。

エンドクレジットシーンではアマンダ・ウォラー(ヴィオラ・デイヴィス)が再び登場。新たな脅威であるブラックアダムは注目に値すると評価し、しかしカーンダックを一歩でも出たら戦闘態勢に入るとブラックアダムを脅迫するも、ブラックアダムはやってみろと挑発に乗った。そこに話をしようと現れたのはヘンリー・カヴィル演じるスーパーマンだった…。

『ブラックアダム』の良かった点:こんな映画が見たかった!なんでもありのNOT ヒーロー映画!

ドウェイン・ジョンソンというタレント性バッチリの俳優を主人公に迎えた今作は、支配を繰り返すギャングたちの命を容赦なく奪うブラックアダムと、命を奪うことを良しとしないJSAとの対比をうまく描いていた。深く考えずに楽しめる快作が誕生した!

▽キャラが多くても大丈夫!説明不要で入り込める世界観

5000年前のカーンダック、実写映画初登場のJSA。様々な要素が絡み合い鑑賞前は「こんな世界観をまとめきれるの?」と考えていた。しかし今作はその不安点をしっかりとクリア。各キャラクターの活躍シーンがしっかりと用意されており、またある程度の説明はあえて省略することで深く考えなくても楽しめる素晴らしい単独作となっていた。

▽満を持しての登場、スーパーマンに感動!

同じコミック原作であるMCUと比較すると様々な要因でDCEUという世界観は拡張しきれずにいた。そんな中で誕生したブラックヒーローのエンドクレジットシーンに、あのスーパーマンが遂に再登場!今後の製作総指揮はジェームズ・ガンにわたり世界観の再構築が始まるであろうDCの世界。そこに重鎮であるヘンリー・カヴィルが演じるクラーク・ケントの再登場で思わず声が出てしまうファンも多かったことだろう。どのように関連してくるかは不明だが、最強のスーパーマンがブラックアダムの世界にも存在してくれていること現実に感動を覚えた。

『ブラックアダム』の気になった点:ホークマンってそんなに死んじゃダメ?

今作の物語はブラックアダム軸とJSA軸で進んでいた。JSAのドクター・フェイトの最期は非常に印象的なシーンであったが、ホークマンは転生を繰り返してきた人物。本人も発言していたが、命を懸けて守る必要があったのかという些細な疑問を残した。

『ブラックアダム』単独作として完成された痛快娯楽作!ぜひ劇場で観てほしい!

主人公だけではなく全キャラクターが魅力的であり、昨今のヒーロー映画に「生ぬるい」と喝を入れんばかりのブラックヒーローっぷりを素晴らしい映像美で表現してくれていた。難しいことは考えず、ただひたすらに民の味方をするその姿はまさしくヒーロー、違う見方をすれば命を何とも思わないダークヒーローだった。ドウェイン・ジョンソンが見事に演じ上げたその雄姿をぜひ劇場で体験してほしい。

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