『アガサ』あのキャラの退場の理由は? ー 製作総指揮「迫力を持たせるため」

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※この記事には『アガサ・オール・アロング』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

MCUシリーズのドラマとして配信されている『アガサ・オール・アロング』

今作は『ワンダヴィジョン』のスピンオフ作品であるため、2つのドラマに共通したキャラクターも少なからず登場している。そのうちの一人がハート夫人ことシャロン・デイヴィスだ。

彼女はワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチのヘックス空間に巻き込まれた被害者の一人で、今作では数少ない魔女ではない普通の人間だ。

ハート夫人はアガサに誘われるがままに魔女の道へと足を踏み入れてしまったが、道で用意された試練のなかで毒薬を飲んだことで死亡してしまった。

魔女たちによって埋葬されてハート夫人だが、この死については視聴者からも驚きの声があったのだが、このことについてショーランナーのジャック・シェーファー氏は、ドラマに迫力を持たせるために取り入れたと話している

”ドラマの中で登場人物は死ぬのか? 私たちは何度も考え直し、非常に遅い段階の決断になりました。脚本もすべて書かれ、キャストも決まり、撮影はまだしていませんでしたが、いつもなら私はこうした疑問の答えをもっと早く出したいのです。しかし、難しい問題でした。観客にどんな影響を与えるのか? これをやるべきなのだろうか?答えはイエスでした。私たちはこのドラマに迫力を持たせたかったからです。これはヴィランが主人公のドラマなんです。魔術というのは死などの表現を除けば、演出的に柔らかく、迫力がなく、本物らしくないものになってしまうという側面があります。だから、私たちは今回の決断をしたのです”

ハート夫人の死はドラマを見ている視聴者に衝撃を与え、魔女の道が厳しい試練を与えるものであると同時に、ドラマに対してある程度の緊張感を持たせることとなった。

この次の試練でもティーンの腹部にガラス片が突き刺さり、危うく命を落とす寸前までいっていた。
そのため次に来る試練ではまた誰かが命を落としてしまうのでないかと視聴者が考えるようになったことで、ドラマの重みも変わっていった。

こういったことを考えるとジャック・シェーファー氏が言う通り、ドラマに迫力を持たせることは成功だったのかもしれない。

最も低予算ながらも、評価としては好調に進んでいる『アガサ・オール・アロング』はDisney+ (ディズニープラス)で配信中だ。

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