『アガサ:オール・アロング』はなぜ作られる? ー プロデューサーが回答

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MCUシリーズの新作ドラマとして製作が予定されている『アガサ:オール・アロング』

今作は『ワンダヴィジョン』に登場したヴィランのアガサ・ハークネスを主人公とした作品であり、魔女の力を封じられていた彼女が再び力を取り戻す姿が描かれている。

一方でマーベル・スタジオや親会社のウォルト・ディズニー社は量より質を重視した作品製作に方針転換をしており、一部では『アガサ』を製作することに疑問を感じるファンも一定数いた。

そんな疑問について『アガサ:オール・アロング』のプロデューサーであるメアリー・リヴァノス氏海外メディアのインタビューの中で、今作がどのようにして製作されることになったかをコメントしている。

”アガサはスカーレット・ウィッチのバックストーリーの重要な部分を占めているので、アガサを『ワンダヴィジョン』に登場させたかったのです。しかし、皆さんご存知の通り、アガサはコミックでは比較的無名のキャラクターです。そして私たちは『ワンダヴィジョン』に合うアガサのトーンを必死に探しました。”

またプロデューサーはキャスリン・ハーンが演じるアガサについても、その演技を絶賛している。

”キャスリンはアガサを自分のものにしました。そして彼女のキャラクターに対する熱意と愛情が、『ワンダヴィジョン』のアガサに対するファンの素晴らしい反応を引き出していると思います。ハーンには本当に脱帽します。彼女のおかげで『アガサ:オール・アロング』を製作することができ、物語を続けることが出来ました

『ワンダヴィジョン』はエミー賞のなかで音楽賞の歌曲部門を受賞しており、選ばれたのはアガサが歌う「すべてアガサの仕業」だった。配信当時はiTunesサウンドトラックチャートでも1位を獲得するほど話題となっていた。曲名が今作のタイトルにも採用されていることからも、そのインパクトを感じることができるだろう。

元々はあまり知名度が高くなかった故に、『ワンダヴィジョン』のようなアガサのキャラクターを創り出すことができ、さらにアガサを掘り下げることができる今作の製作に繋がっている。

そういった経緯を見ると、知名度の低さから生まれた表現の自由度が『アガサ:オール・アロング』に製作になったと言っても過言ではなさそうだ。

ドラマ『アガサ:オール・アロング』は2024年9月19日よりDisney+ (ディズニープラス)で配信開始予定だ。

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