2016年版『ゴーストバスターズ』監督、否定的な評価に苦言 ー 「オリジナルを傷つけたくなかった」
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『ゴーストバスターズ』シリーズは、2021年公開の『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の成功によって、続編映画『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』が2024年に公開され、いまなお人気を誇るシリーズとなっている。
いずれの作品もオリジナルの『ゴーストバスターズ』と同じ世界を舞台にしているが、この2つの映画が制作される前の2016年には別の作品として女性版の『ゴーストバスターズ』が公開されていた。
こちらも一定の評価を得ており、続編の計画もあったとされているが、後に中止になったと伝えられている。
そんな2016年版『ゴーストバスターズ』でメガホンを執ったポール・フェイグ監督は、今作に対する否定的な評価について、海外メディアのインタビューのなかでこの映画が作られる経緯とともに、苦言を呈している。
女性版の『ゴーストバスターズ』の企画がつくられた経緯について明らかにしたフェイグ監督。やはりオリジナルメンバーの印象も強い作品なだけに、中途半端に続編を制作するよりは、新しく作り直した方が良いという結論に至ったことがうかがえる。
また当時のアメリカの政治情勢なども交えて、映画への批判のなかにはトランプ支持層も多くいたことをコメントしている。
まるでこの映画が「女性を支持するなら、この映画を見に行くべきだ。そうでないなら…」と言っているかのようで、政治的な意味合いを持たされてしまった。主人公が女性であることはまったく問題ではないと思ったが、人々は多くの重荷を抱えていた”
監督自身はそういった政治的思想を持ったうえで女性版『ゴーストバスターズ』を作ったのではなく、先述のコメントの経緯があってのリブートだとフェイグ監督は話している。
それが当時の政治的な情勢によってそういったイメージを付けられたことが、多くの批判を集めることになった理由だと振り返っている。
この見解が正しいものなのかは置いとくとして、やはりタイミング的な部分では不利な状況に置かれてしまったことは間違いないだろう。
純粋な目でこの映画を見れば、決してそういった思想があるというわけでもなく、オリジナルの『ゴーストバスターズ』にも敬意を表しながら映画を作られていることがわかる。
今後この映画に日の目が当たるときが来るかはわからないが、また新作が作られることになった場合は、どうにか触れていってもらいたいところだ。
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